子どものインフルエンザに風邪薬は効くの?飲ませてしまったときはどうする?
インフルエンザでは発熱や頭痛など風邪と似た症状もあらわれますが、風邪薬は効くのでしょうか?この記事では、子どものインフルエンザに風邪薬が使えるのかや、風邪薬を飲ませてしまったときの対処法などをご紹介します。
子どものインフルエンザの症状は?
子どものインフルエンザでは下記のような症状があらわれます。
- 38度以上の急な発熱
- 関節痛、筋肉痛
- 頭痛
- 倦怠感
- 鼻水
- 咳
- 喉の痛み
風邪よりも全身症状が強くあらわれますが、適切にケアをすれば1週間ほどで治る場合がほとんどです。ただまれに心筋炎や肺炎などを合併することもあるため、注意して経過を見守る必要があります。
子どものインフルエンザに風邪薬は使える?
子どもがインフルエンザに感染した際、自己判断で風邪薬を服用させるのはやめましょう。
子どものインフルエンザに使っても問題ないとされている市販の風邪薬もありますが、なかにはインフルエンザの合併症を引き起こす原因となるものもあります。必ず病院を受診して、インフルエンザに使える薬を処方してもらってください。
特に以下の成分が入っている風邪薬は、インフルエンザにかかったときには絶対に使ってはいけないとされています。
- アスピリン
- ジクロフェナクナトリウム
- メフェナム酸
インフルエンザの子どもに風邪薬を飲ませてしまったらどうする?
インフルエンザの子どもに風邪薬を飲ませてしまったときは、早めに病院を受診してください。前述の通り、風邪薬に含まれる成分によっては合併症を引き起こすこともあるため、何の薬を飲ませたか医師に伝えましょう。
また、特に以下の症状がみられるときは、夜間や休日であってもすぐに救急外来を受診してください。
- けいれんを起こした
- 視線が合わない
- 呼びかけに答えない
- 行動や言動に異常がみられる
インフルエンザの薬は自己判断で飲ませない!
インフルエンザは使用する薬の種類によって重篤な合併症を引き起こすことがあります。そのため、自己判断での薬の服用はやめましょう。
インフルエンザが疑われる症状がみられたら病院を受診し、今回のために処方された薬を、用法・用量を守って飲ませるようにしてください。
インフルエンザはオンライン診療でも
先にもご説明したとおり、子どものインフルエンザでは自己判断で風邪薬を飲ませてはいけません。とはいえ、薬を処方してもらうためだけに高熱でぐったりしている子どもを病院に連れて行くのは大変ですよね。そんなときは、医療アプリ「キッズドクター」のオンライン診療が便利です。スマホがあれば、家にいながら医師の診察を受けられます。市販の検査キットで陽性が出て医師が必要と判断した場合は、抗インフルエンザ薬を処方してもらうこともできるので、困ったときは検討してみてくださいね。