子どもの副鼻腔炎の治し方!対処法や自宅でのケア方法は?
子どもが副鼻腔炎になると、鼻水や鼻詰まりをはじめとした不快な症状が続きます。どのように対処すればいいのでしょうか?この記事では子どもの副鼻腔炎の治し方、自宅でできる対処法やケア方法をご紹介します。
子どもの副鼻腔炎の原因は?
副鼻腔とは、鼻の周り(頬や両目の間あたり)にある骨の空洞のことです。鼻の中とつながっているため、風邪やアレルギーなどで鼻の中で炎症が起こると副鼻腔にも炎症が広がることがあります。この、炎症が副鼻腔まで広がった状態が「副鼻腔炎」です。
風邪やアレルギーをきっかけに急に症状が起こることを「急性副鼻腔炎」、症状が悪化したものを「慢性副鼻腔炎」といいます。
ちなみに子どもは副鼻腔が小さくて鼻とつながっていないため、小さな子どもが副鼻腔炎になることはありません。個人差がありますが、4〜6歳頃から発症することがあります。
子どもの副鼻腔炎の症状は?
子どもが副鼻腔炎になると、以下のような症状が現れます。
- 鼻水、鼻づまり
- 咳
- 痰
- 嗅覚や味覚障害
- 顔面痛
- 頭痛
- 頭が重い
- 発熱
頭が重だるくぼんやりして集中できなかったり、鼻が詰まって眠りづらくなったりして、日常生活に影響を及ぼすこともあります。また進行すると中耳炎につながることもあります。
子どもの副鼻腔炎の治し方は?
子どもの副鼻腔炎は、6割程度が自然に治ると言われています。長引いていたり症状がひどかったりする場合は、抗生剤や炎症を抑える薬を使用して治療を行うこともあります。症状がひどい場合は早めに受診して、医師に相談するようにしましょう。
子どもの副鼻腔炎にはどう対処する?自宅でできるケア方法は?
ここからは、子どもが副鼻腔炎になったときに自宅でできるケア方法をご紹介します。
安静にさせる
副鼻腔炎は風邪などの感染症と併発することも多いため、まずはゆっくり休ませましょう。熱があったり頭がボーッとしたりしているときは特に安静が大切です。
鼻水をかむ・吸引する
鼻水はすすらずに、こまめにかみましょう。こまめにかんでいると鼻の周りが荒れてくることがあるので、普通のティッシュではなく水分量が多いやわらかめのティッシュを使うのがおすすめです。
まだ自分で鼻がかめない年齢の子どもの場合は、吸引器を使ってママやパパが吸い出してあげてください。吸引器はむりに鼻の奥まで差し込もうとせず、手前側で優しく吸い出してあげてください。
鼻の通りをよくする
鼻のつまりが気になるときは、以下のような方法で鼻の通りをよくしてあげましょう。
お風呂に入って蒸気を吸う
ただしお風呂に入ると体力を消耗するので、元気がないときは避けましょう。
蒸しタオルを鼻のうえにあてる
やけどをしないように、タオルの温度には気をつけましょう。また窒息の危険性があるので鼻を覆わないように注意して、蒸しタオルを使用している間はずっとママやパパが近くで見守りましょう。
あたたかい飲み物を飲む
白湯やノンカフェインのお茶、味噌汁などがおすすめです。
副鼻腔炎の対処に迷ったらオンラインで相談を
副鼻腔炎になるとつらい症状が続くことも多く、自宅でのケア方法に悩むこともあるかもしれません。そんなときは子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。チャット形式で看護師に個別の相談ができ、必要に応じて医師の診察を受けることもできます。看護師への相談は無料なので、困ったときは検討してみてくださいね。