子どもの蕁麻疹はストレスや疲れで出る?原因不明のこともあるの?

子どもの病気


子どもに蕁麻疹が出たとき、原因がわからないと心配になりますよね。そこでこの記事では、子どもの蕁麻疹で原因不明のことがあるのかや、ストレスや疲れによる蕁麻疹のケア方法などをご紹介します。

子どもの蕁麻疹はストレスや疲れが原因になる?

子どもの蕁麻疹の原因として一般的によく知られているのはアレルギーですが、ストレスや疲れなどによって蕁麻疹が引き起こされることもあります。食べ物や物理的な刺激などはっきりとした原因がないにもかかわらず蕁麻疹の症状が繰り返しあらわれる場合は、ストレスや疲れが関係している可能性があります

子どもの蕁麻疹は原因不明のこともあるの?

子どもの蕁麻疹の原因はいくつもあるうえに、体調・気分の変化や運動の有無など、さまざまなことに影響を受けて症状が出たり治ったりするので、原因を明らかにするのが難しいといわれています。アレルギーのように、ある特定のものを食べたり触ったりしたときにのみ症状があらわれるケースでは原因が比較的わかりやすいですが、それ以外の場合は原因不明とされることも多いです。

ストレスや疲れによる蕁麻疹のケア方法は?

ここからは、蕁麻疹がストレスや疲れによって起きている場合のケア方法をご紹介します。実践してすぐに蕁麻疹が治るとは限りませんが、できることから少しずつ試してみてくださいね。

十分な睡眠をとる

睡眠は、身体的な疲労の回復だけでなく、ストレスを和らげる効果もあるといわれています。十分な睡眠時間を確保することはもちろん、決まった時間に就寝・起床するようにすると、自律神経のバランスが整って心身の不調を改善する効果が期待できます

スムーズに入眠できるように夕飯やお風呂を早めに済ませて寝る前はリラックスして過ごしたり、気持ちよい目覚めのために朝はカーテンを開けて外の明るさを感じられるようにしたりするのもよいでしょう。

栄養バランスの整った食事をとる

食事もストレスや疲れの軽減に関係しているといわれています。たんぱく質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂取できるように心がけましょう。また朝食をしっかりとることで生活リズムが整い、こころと体のバランスを保ちやすくなるとされています。

適度に体を動かす

適度な運動はストレスの解消につながります。散歩や体操、公園遊びなど、子どもが好きな方法で体を動かすのがおすすめです。

ストレスの原因を探る

子どものストレスの原因を探ることも大切です。子どもとゆっくり過ごす時間をつくり、その日に園や学校であったことや思っていること、悩みなどを聞きましょう。話を聞くときは、子どもの気持ちを否定したり責めたりしないようにすることが大切です。子どもが話したがらないときは無理に聞き出そうとせず、園や学校の先生に普段の様子を聞いてみるのもよいでしょう

蕁麻疹の相談はオンラインでも

先にもご説明したとおり蕁麻疹は原因不明の場合も多く、症状のあらわれ方も子どもによって違うので不安になることもあるかもしれません。そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。看護師にチャットで相談したり、自宅にいながらビデオ通話で医師の診察を受けたりすることができますよ。看護師へのチャット相談は無料で利用できるので、困ったときは検討してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 医師 黒川 剛史
日本外科学会認定外科専門医、日本救急医学会認定救急科専門医。2001年神戸大学医学部卒業。西神戸医療センターにて初期研修を修了。兵庫県災害医療センターにて3次救急に従事後2018年よりシンガポールでの日系クリニック勤務。シンガポール国立大学総合診療卒後教育コースにて総合診療研修を行い、現在子供から大人まで初期診療に従事中。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

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