水いぼのときに気をつけること・ケア方法まとめ!

子どもの病気


水いぼになったときは、症状を悪化させたり他の人に感染を広げたりしないために適切にケアすることが大切です。そこでこの記事では、水いぼのケア方法や気をつけることをご紹介します。

水いぼとは?

水いぼは伝染性軟属腫ウイルスによって引き起こされる皮膚の感染症です。正式名称を「伝染性軟属腫」といい、感染するとお腹や背中、手足などに丸くてツルツルしたイボがあらわれます。水いぼ自体には痒みや痛みといった自覚症状はほとんどありません。ただし水いぼの周りの肌が乾燥していたり、湿疹ができていたりすると痒みを感じることもあります。

水いぼのケア方法3選

水いぼはウイルスに対する抗体ができることで自然に治ることがほとんどですが、家庭で適切なケアをすることで症状が軽く済んだり、周りに感染を広げるのを防いだりすることができます。次にご紹介する方法でしっかりとケアをしましょう。

ただし症状によっては数年経ってもなかなか治らなかったり、傷口から細菌が入って感染症を引き起こしたりして、治療が必要となるケースもあります。気になるときは早めに受診すると安心です。

肌を保湿する

水いぼの症状を悪化させないためには、肌のバリア機能を維持することが大切です。夏場は汗や紫外線で肌がダメージを受けて乾燥しやすいので、お風呂上がりやプールの後などに保湿剤でケアするようにしましょう。肌の保湿は、乾燥による痒みを抑えるためにも効果的です。

周りに痒みがある場合は冷やす

水いぼの周りの痒みは、冷水に浸したタオルやハンカチで包んだ保冷剤などで冷やすことで和らぐことがあります。ただし子どもが嫌がる場合は無理に冷やす必要はありません。

痒み止め薬を使う

冷やしても周りの痒みが引かなかったり、子どもが冷やすのを嫌がったりする場合は、痒み止め薬を使うのもよいでしょう。市販の痒み止め薬を使う場合はステロイド無配合のものを選び、必ず用法用量を守るようにしてください。ステロイド剤が配合されているものを使うと水いぼの症状が悪化することもあるので、自己判断での使用は避けましょう。市販薬を使っても痒みがおさまらない場合は、小児科や皮膚科を受診してくださいね

水いぼがあるときに気をつけること3選

ここからは水いぼがあるときに気をつけることをご紹介します。

肌を傷付けないようにする

水いぼがつぶれると、中のウイルスが出てきて広範囲にイボが広がったり、他の人にうつったりすることがあります。傷口から雑菌が入ってとびひなどの感染症を引き起こすこともあるため、肌を傷つけないように爪を短く切るなどの対策をとりましょう。

プールではタオルや浮き輪の共有を避ける

水いぼはウイルスが付着したものを介してうつることがあります。特に肌の露出が多いプールで使うものにはウイルスが付着しやすいので、タオルや浮き輪、ビート板などを共有するのは避けましょう

プールに入るときは患部を覆う

水いぼは水を介してうつることはないので、プールに入ること自体は問題ありません。ただしプールは肌と肌が直接触れ合う機会が多く、どうしても水いぼに感染するリスクは高まりやすいです。そのためプールに入るときは、感染を広げないために患部をラッシュガードや絆創膏で覆うようにしましょう。

水いぼの相談はオンラインでも

子どもに水いぼができると適切にケアしていても症状が悪化してしまったり、なかなか治らなかったりすることもあるので、不安になるかもしれません。そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。チャットで看護師に相談したり、ビデオ通話でオンライン診療を受けたりすることができますよ。オンライン診療では医師が必要と判断した場合に薬が処方されるので、困ったときは検討してみてくださいね。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

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