子どもの脱水を予防する方法は?

子どもの病気


子どもは脱水症状になりやすいと言われており、下痢、嘔吐、発熱など体から水分が出ていく症状があるときは、未然に防ぐことが大切です。こちらの記事では、脱水症状になりやすい状況のときに予防する方法をご紹介します。

子どもは脱水になりやすい!

脱水症状とは体内の水分量が足りなくなることで起こる症状です。子どもは大人に比べて体内の水分の割合が高く、代謝も良いことから脱水症状になりやすいとされています。
喉が乾く程度の軽症であれば水分を補給することで回復しますが、症状が進行するとめまいや頭痛、重症化すると意識障害やけいれんなどを引き起こし、治療が必要になることもあります。
下痢や嘔吐など体内から水分が多く出ていく症状があるときや、発熱時、運動後など汗を多くかくときは特に脱水症状になりやすいため、予防することが大切です。

子どもの脱水を予防する方法は?

脱水を予防するために重要なのは、こまめな水分補給です。ここから脱水を予防するための水分補給のポイントをご紹介します。

喉が乾いていなくても水分を摂る

発熱時など脱水に注意が必要なときはもちろん、日頃から水分補給を意識できると良いでしょう。喉が渇いていなくても、定期的に水分を補給することが大切です。起床後、お風呂の前後、寝る前など、毎日の生活で水分補給をするタイミングを決めてルーティーンにするのも良いですね。

水分と一緒に電解質も摂る

水分だけでなく電解質(塩分など)摂るようにしましょう。食事で塩分を摂るのも良いですし、発熱時など食欲があまりないときは水分と塩分を一緒に摂れる野菜スープや味噌汁、うどんの出汁などがおすすめです。
発熱、下痢、嘔吐の症状があるときや汗をたくさんかいたときは、医学的な観点に基づいた割合で電解質が配合されている「経口補水液」が脱水の予防に有効です。

こまめに少しずつ水分を摂る

水分は一気に大量に飲むのではなく、こまめに少しずつ摂るのがポイントです。一気に飲むと胃腸の働きが低下して嘔吐や下痢の症状が悪化したり、水分が体内に吸収されず尿として排出されてしまったりします。特に嘔吐後に水分を補給するときは、症状が落ち着いた後にティースプーン1杯ほどの量から飲ませるようにしましょう。様子を見ながら少しずつ水分を摂るようにしてくださいね。

子どもの脱水症状で困ったらチャットで相談

子どもに発熱、下痢などの症状があると脱水症状が心配になりますよね。適切な対処法がわからないなど悩むことがあるかと思います。そんなときは子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。チャットで看護師に相談をすると、症状に応じた対処法を教えてもらうことができます。チャットなので何度も見返せて安心です。困ったときは利用を検討してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 医師 三宅 優一郎
日本外科学会認定外科専門医、日本小児外科学会認定小児外科専門医。初期研修終了後、順天堂大学小児外科・小児泌尿生殖器外科に入局。大学病院やこども病院で研修。カナダで横隔膜ヘルニアの胎児治療の研究にも従事。専門は小児外科疾患。2児の父。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

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