突発性発疹は大人にもうつる?親から子どもにうつすこともあるの?
生後6ヶ月~2歳頃の子どもによくみられる突発性発疹。子どもの病気というイメージがありますが、大人にもうつることはあるのでしょうか?そこでこの記事では突発性発疹の感染経路や、親から子どもにうつすことがあるのかなどをご紹介します。
突発性発疹とは?
突発性発疹は、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)またはヒトヘルペスウイルス7(HHV-7)によって引き起こされる感染症です。感染すると38度以上の発熱が3日ほど続き、解熱とともにお腹や背中、顔、手足に赤い発疹があらわれます。そのほか、下痢やリンパ節の腫れがみられるケースもありますが、いずれにしても自然に治り軽症で済む場合がほとんどです。
感染しても症状が出ない「不顕性」の場合も含め、2歳頃までにほぼ全員感染しているとされています。
突発性発疹の感染経路は?
突発性発疹の原因ウイルスであるヒトヘルペスウイルスは、感染歴がある人の唾液から感染が広がります。飛沫を吸い込んだり唾液がついた手やおもちゃなどを口に入れたりすることでうつると考えられています。
突発性発疹は大人にもうつる?
突発性発疹は2歳頃までにほぼ全員が感染しており、一度感染すると免疫ができるため、大人にうつることはありません。突発性発疹を引き起こすウイルスが2種類あるので2回かかることもありますが、どちらのウイルスも5歳以上で初感染するケースはまれとされています。
突発性発疹は親から子どもにうつる?
前述の通り突発性発疹はすでにヘルペスウイルスに感染している人の唾液からうつるということと、2歳以上のほとんど全員が感染したことがあるという点から、ほとんど全員の人が無意識のうちに感染させる可能性があるということになります。親から子どもにうつることもよくあります。
とくに生後6ヶ月を過ぎるとママのお腹のなかで受け取っていた抗体がなくなるため、突発性発疹にかかりやすくなります。とはいえほとんど全員が感染するものなので、「うつしたらどうしよう…」などと心配する必要はありません。誰もが通る道だと考えましょう。
突発性発疹のホームケアに悩んだら…
突発性発疹は生まれて初めての発熱であることが多いので、ホームケアに悩むこともあるかと思います。そんなときは子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」がおすすめです。看護師に個別チャットで相談でき、知りたいことをピンポイントで教えてもらえますよ。無料で相談できるので、困ったときは検討してみてくださいね。