ヘルパンギーナに感染したらお風呂に入ってもいい?お風呂でうつることもある?
子どもが感染しやすい代表的な夏風邪の一つであるヘルパンギーナ。高熱が出ることもありますが、感染中にお風呂に入ってもいいのでしょうか?この記事では、ヘルパンギーナ感染時に入浴するときの注意点や、お風呂でうつることもあるのかなどをご紹介します。
ヘルパンギーナとは?
ヘルパンギーナは、夏頃になると4歳以下の子どもの間で流行する感染症です。コクサッキーウイルスを始めとする複数のウイルスによって引き起こされ、感染すると発熱や喉の痛み、口内の発疹などがあらわれます。
治療薬やワクチンはありませんが、1週間ほどで自然に治るケースがほとんどです。ただ喉や口内が痛むことから食事や水分が摂れなくなり、脱水を起こすことがあるので注意が必要です。
ヘルパンギーナはお風呂でうつる?
ヘルパンギーナはお風呂のお湯を介して感染することはありません。ただ咳やくしやみの飛沫や手指を介して感染するため、入浴中にうつる可能性はあります。
そのため子どもがヘルパンギーナに感染したときは、兄弟同士で一緒に入浴することなどは避けたほうがいいでしょう。
ヘルパンギーナに感染したらお風呂に入ってもいい?
ヘルパンギーナに感染していても元気があり機嫌がよければ、熱の有無に関係なくお風呂に入れても問題ありません。
ただ高熱でつらそうにしているときや元気がないときは、体力の消耗を防ぐためにもお風呂はやめておきましょう。体の汚れが気になる場合は、固く絞ったタオルなどで拭いてあげてください。
ヘルパンギーナ感染中にお風呂に入るときの注意点
前述の通り、ヘルパンギーナ感染中にお風呂に入ること自体は問題ありません。ただお風呂の入れ方により家族に感染が広がったり、症状の悪化につながったりしかねないので、下記のことに注意しましょう。
長湯は避ける
お風呂は意外と体力を消耗します。そのため元気に見えても、ヘルパンギーナの症状が残っているうちは長湯はしないようにしてください。熱がある場合は湯船にはつからず、シャワーをサッと浴びる程度にしておきましょう。
湯冷め対策をする
体に負担をかけて症状がぶり返さないように、湯冷め対策をすることも大切です。
夏は夜でも暑いので油断しがちですが、いつまでも裸のままでいると体が冷えてしまうことがあります。お風呂からあがってほてりが取れたら早めにパジャマを着せましょう。髪も早めに乾かしてあげてくださいね。
家族で一緒に入らない、タオルを共有しない
ヘルパンギーナは感染後1~2週間は飛沫や鼻汁からウイルスが排出され続けます。兄弟だけでなく大人にもうつることがあるので、症状が治まったあともマスクを着用するなどの感染対策を行うことが大切です。
なかでもお風呂は密室で感染リスクも高まるので、一緒に湯船には入らずできるだけ短時間で済ませるのが安心です。タオルを共用することで感染することもあるので、別々のタオルを使うようにしましょう。
ヘルパンギーナのホームケアに悩んだら…
ヘルパンギーナはよく見られる病気ではありますが、いざ自分の子どもが感染するとホームケア方法がわからず不安になることもあるかと思います。そんなときは医療アプリ「キッズドクター」がおすすめです。看護師に無料チャットで相談でき、受診の目安などを教えてもらえて安心ですよ。困ったときは検討してみてくださいね。