離乳食でアレルギー反応が出たらどうする?救急車を呼んでいい?受診の目安は?

離乳食でアレルギー反応が出たときは、慌てず適切に対処することが大切です。そこでこの記事では、アレルギー反応が出たらどうすればいいのかや、救急車を呼ぶ目安、受診のタイミングなどをご紹介します。
離乳食のアレルギー反応の症状は?
赤ちゃんに食物アレルギーがある場合は、離乳食でアレルギーの原因となるものを食べたことがきっかけで体が反応することがあります。
離乳食のアレルギー反応でよくみられるのは、下記のような皮膚症状です。
- 蕁麻疹
- 痒み
- 赤み
- 湿疹
これらの症状は口の周りだけではなく、体の広い範囲にあらわれるのが一般的です。
また下記のような症状があらわれることもあります。
- 目が痒くなる、涙が出る、充血する
- 鼻水、鼻づまり、くしゃみ、咳、喘鳴(ゼイゼイする)
- 口内の痒み、腫れ、違和感
- 喉の腫れ
- 嘔吐、下痢など
離乳食のアレルギー反応はいつ出る?
一般的に離乳食のアレルギー反応は、食べた直後から遅くても2時間以内(平均15-30分)に症状があらわれる場合がほとんどです。稀に食後2時間以上経ってからアレルギー反応が出るケースもあります。
離乳食のアレルギー反応が出たらどうすればいい?
離乳食後にアレルギー反応が出たら、すぐに下記の方法で対処しましょう。
- どこにどんな症状が出ているか全身をよく観察する
- 皮膚症状が出て痒がっていたら冷やす
- 嘔吐や吐き気がみられたら、顔を横向きにして寝かせる
これらの対処後、なるべく早めに病院を受診しましょう。受診までの間も、こまめに症状の観察を続けるようにしてください。時間の経過とともに症状が進むこともあるので、子どもの様子を注意深く観察するようにしましょう。
また症状によっては救急車を呼ぶ必要があるため、次の章で詳しくご紹介します。
離乳食のアレルギー反応で救急車を呼んでも良い?
稀ではありますが、離乳食で重いアレルギー反応が出ることもあります。下記のような症状がある場合はアナフィラキシーショックの可能性があり緊急性が高いため、すぐに救急車を呼ぶようにしてください。
- 意識がもうろうとしている
- 呼吸が苦しそう
- 顔色が悪く、ぐったりしている
- 呼吸時にゼーゼー、ヒューヒューと音がする
離乳食のアレルギーで病院を受診する目安は?
離乳食後にアレルギー反応が出たときは基本的にいつ受診してもかまいません。ただし下記の項目に当てはまる場合は早めの受診が必要です。夜間や休日は救急病院を利用しましょう。
- 蕁麻疹や皮膚の赤みが全身に広がっている
- 嘔吐や下痢を繰り返している
- 吐く量が多い、吐き方が激しい
- 症状が短時間で進んでいる
離乳食の相談はオンラインでも
離乳食が始まると、アレルギーだけでなく進め方や食べる量などいろいろな悩みが出てくるかと思います。とはいえ、そのたびに病院に相談に行くのは大変ですよね。そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。看護師に個別チャットで相談したり、スマホのビデオ通話で医師のオンライン診療を受けたりすることができますよ。夜間や休日も利用できるので、困ったときは検討してみてくださいね。
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