おたふくかぜになったら外出はいつからOK?外遊びさせてもいい?

子どもの病気


子どもはおたふくかぜにかかっても、痛みが引いたり熱が下がったりすると外で遊びたがることがあるかと思います。こちらの記事では、おたふくかぜになったときにいつから外出できるのか、かかっているときに外遊びはさせても良いのかを説明します。

子どものおたふくかぜの特徴と症状は?

おたふくかぜの正式名称は「流行性耳下腺炎」といい、感染すると2〜3週間(平均18日間)の潜伏期間を経て、下記のような症状が現れます。

  • 突然の発熱
  • 耳のすぐ下にある耳下腺、あごのえら辺りにある顎下腺、あごにある舌下腺の腫れ、痛み
  • 頭痛
  • 筋肉痛
  • 飲み込むときの喉の痛み
  • 食欲不振
  • 耳の痛みや違和感


通常は1〜2週間で自然に治ることがほとんどです。頻度は高くありませんが、精巣炎、卵巣炎やウイルス性髄膜炎などの合併症を引き起こすことがあります。

子どもがおたふくかぜになったら外出はいつからしていいの?

学校保健安全法では、耳下腺、顎下腺、舌下腺の腫れが現れてから5日が経過し、全身状態が良好になるまでは、感染の可能性があるため保育園や学校は出席停止と定められています。
学校や保育園に限らず、おたふくかぜはくしゃみや咳などの飛沫を吸い込むことでうつる「空気感染」やウイルスがついた手で触ったものを介してうつる「接触感染」で感染します。そのため外出は、腫れが現れてから5日経っているかつ、全身の症状が治ってからするようにしましょう

子どもがおたふくかぜのときに外遊びさせてもいいの?

子どもはおたふくかぜにかかっても、熱や痛みがなくなると外で遊びたがることがあるかと思います。
前章でも説明した通り、腫れが現れてから5日以内や症状が残っているときは、周りに感染を広げる可能性があるため外遊びを控えましょう。

またたとえ誰とも会わない場所であっても、外に出て体を動かすと知らない間に疲れが溜まり、回復が遅れたり、悪化したりする可能性もあります。症状が見られるうちは外遊びはせずに、時間を区切って動画やテレビを見せる、お絵描きや工作を一緒にする、普段はしまっている目新しいおもちゃを出してみるなど、できる限り家の中で落ち着いてできる遊びをして過ごすようにしましょう

子どものおたふくかぜで困ったらオンライン診療で

子どもがおたふくかぜにかかると、外出だけでなく保育園や学校への出席、ホームケアの方法などに悩むこともあるかと思います。オンライン診療アプリ「キッズドクター」なら、家にいながら診察を受け、医師に不安を相談をすることができます。必要に応じて登園許可証を発行してもらうことも可能です。困ったときは利用を検討してみてくださいね。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

参考文献

ホームケア