赤ちゃんがインフルエンザになったらどうする?家庭での対処法まとめ
冬に流行のピークを迎えるインフルエンザ。赤ちゃんがインフルエンザになったらどうすればいいのでしょうか?この記事では、赤ちゃんがインフルエンザになったときの家庭での対処法をまとめました。
赤ちゃんもインフルエンザになるの?
赤ちゃんはママから免疫をもらって生まれてくるため、生後6ヶ月頃までは感染症にかかりにくいとされています。しかし、絶対に感染症にかからないというわけではありません。家族がインフルエンザになったり、人と接する機会が多かったりすると、赤ちゃんでもインフルエンザになることがあります。
赤ちゃんがインフルエンザになったらどうする?対処法5選
赤ちゃんがインフルエンザにかかると症状が重くなりやすく、脳炎や肺炎などを合併することもあるため風邪よりも手厚くホームケアを行う必要があります。ここからは、赤ちゃんがインフルエンザになったときの対処法をご紹介します。
発熱後12~48時間以内に病院を受診する
急に高熱を出したり、母乳やミルクを飲まなくなったりするなど、赤ちゃんにインフルエンザを疑う症状があらわれたときは、発熱後12~48時間以内に病院を受診するのが良いとされています。発熱後すぐだと正しく検査できない可能性があり、48時間を過ぎると治療薬の効果が薄れてしまうためです。
ただ月齢の低い赤ちゃんは合併症を引き起こす可能性が高いため、呼吸が苦しそうだったり、けいれんを起こしたりするなど明らかに様子が違う場合は、経過時間に関係なくすぐに病院を受診してください。
安静に過ごす
赤ちゃんがインフルエンザにかかったときは、とにかく安静にして過ごしましょう。元気な場合は無理に寝かせる必要はありませんが、激しく体を動かしたり外出したりするのは避けてください。発熱していてつらそうなときは、お風呂も控えましょう。汗をたくさんかいている場合は、体を拭いたりこまめに着替えさせたりしてあげてください。
こまめに水分補給をする
高熱で汗をかくと、水分や電解質が失われるため脱水を起こしやすくなります。離乳食は無理に食べさせなくても大丈夫ですが、水分補給はこまめに行うようにしてください。授乳中の赤ちゃんであれば、ミルクや母乳で水分補給ができます。赤ちゃんが飲める場合は、麦茶や子ども用のイオン飲料、ジュースなど好きな飲み物を飲ませてもかまいません。
抗インフルエンザ薬を正しく使用する
赤ちゃんにも抗インフルエンザ薬が処方されることがあります。抗インフルエンザ薬を飲むと基本的に数日で症状が和らぎますが、自己判断で服用をやめてはいけません。症状がぶり返すこともあるので、用法・用量を守って最後までしっかり飲み切るようにしましょう。
部屋の温度と湿度を整える
赤ちゃんが快適に過ごせるように、環境を整えることも大切です。部屋の温度は20℃前後、湿度は50~60%くらいを保てるようにエアコンや加湿器などで調節しましょう。高温多湿の環境ではインフルエンザウイルスが増えにくくなるので、家族の感染対策としても有効です。発熱の程度によって暑がったり寒がったりするので、衣類や布団でもこまめに体温調節をしてあげてくださいね。
赤ちゃんのインフルエンザで悩んだときは…
インフルエンザでは風邪よりも症状が重くなりやすいので、赤ちゃんがインフルエンザになると不安になりますよね。そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。看護師と個別チャットでやり取りでき、ホームケアのポイントや受診の目安などのアドバイスをもらえます。またオンライン診療にも対応しているので、家にいながら医師の診察を受け、医師が必要と判断した場合は薬を処方してもらうことも可能です。困ったときは検討してみてくださいね。