おむつかぶれで泣き止まない…機嫌が悪いときの対処法は?

子どもの病気


子どもはおむつかぶれが起こると、痛みや痒みで不機嫌になったり泣き止まなかったりすることがあるかと思います。できるだけ機嫌を損ねず、早く回復させてあげたいですよね。こちらの記事では、子どもがおむつかぶれで機嫌が悪いときの対処法をご紹介します。

おむつかぶれの原因と症状は?

おむつかぶれの原因

おむつを長時間着用していると、おむつのなかが蒸れて肌が刺激に弱くなります。その弱った肌におむつがこすれたり、尿や便の成分が触れたりすると、刺激になっておむつかぶれが起こります。

おむつかぶれの症状

おむつかぶれになると、お尻や太ももの付け根あたりに

  • 炎症が起きて皮膚が赤くなる
  • ポツポツと発疹があらわれる
  • 肌がただれる
  • かぶれた部分に痒みや痛みが生じる
  • カサカサになる

などの症状があらわれます。

おむつかぶれで泣き止まない!機嫌が悪いときの対処法は?

おむつかぶれで痛みや痒みが生じると、不快感を言葉で伝えられない子どもは泣いたり不機嫌になったりすることがあります。少しでも早く症状を楽にして、機嫌を良くしてあげたいですよね。ここからは子どもがおむつかぶれで機嫌が悪いときの対処法をご紹介します。

おむつの着用部分を清潔にして保湿する

おむつかぶれになって間もない場合は、おむつが触れる部分やその周りのケアをすることで症状が改善され、機嫌が治ることもあります。おむつを普段以上にこまめに交換する、お尻周りを優しくシャワーで洗い流してしっかり乾かす、おむつを履かせる前にワセリンやベビーオイルなどで保湿するなどしてお尻周りの清潔を保ちましょう。

病院を受診して薬を処方してもらう

ホームケアだけで症状が改善せず不機嫌が続くときは、病院で受診して薬を処方してもらうのもひとつの方法です。症状に応じて炎症を抑える薬などが処方されます。おむつが触れる部分の清潔を保ちながら、薬を塗って回復を待ちましょう
ただし自己判断で以前処方された薬を塗ると、症状が悪化してしまう可能性もあります。病院で診てもらい、症状に合わせた薬を処方してもらうことが大切ですよ。

子どもの要望を満たして安心させてあげる

子どもが不機嫌になっているときは、抱っこをせがまれたら抱っこをする、スキンシップを多くとる、いつもよりも甘えさせてあげる時間をとるなどして、できる限り安心できるようにしてあげられると良いでしょう。子どもの好きな食べ物やおもちゃを出して一時的に気を紛らわせてあげるのもひとつの方法です。ママ・パパは大変ですが、手を抜けるところは抜きながら、おむつかぶれが治るまでだと割り切って過ごせるといいかもしれません。

子育て支援サービスや周りの人に協力をお願いする

子どもの不機嫌はママ・パパだけで抱え込み過ぎず、地域の子育て支援サービスを使ったり、周りの人に協力をお願いしたりできると良いですね。
おむつかぶれはケアをすれば徐々に改善しますが、大変な期間は周囲に適度に頼りながら、ママ・パパに負担がかかりすぎないようにしてくださいね。

子どものおむつかぶれの悩みはオンライン診療でも

おむつかぶれで子どもがつらそうにしていると、ケアの方法は正しいのか、少しでも早く治せないのかと悩むこともあるかと思います。オンライン診療アプリ「キッズドクター」なら家にいながら診察してもらい、症状に対するケア方法のアドバイスをもらうこともできますよ。医師が必要と判断した場合は、薬も処方してもらえます。困ったときは利用を検討してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 医師 黒川 剛史
日本外科学会認定外科専門医、日本救急医学会認定救急科専門医。2001年神戸大学医学部卒業。西神戸医療センターにて初期研修を修了。兵庫県災害医療センターにて3次救急に従事後2018年よりシンガポールでの日系クリニック勤務。シンガポール国立大学総合診療卒後教育コースにて総合診療研修を行い、現在子供から大人まで初期診療に従事中。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

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