子どもの嘔吐に吐き気止めや整腸剤は必要?おすすめの市販薬は?

子どもの病気

子どもに嘔吐の症状があると、苦しそうでできるだけ早く治してあげたいと思いますよね。そこで今回は、子どもの嘔吐症状に薬が必要なのかや、子どもの嘔吐に使える市販薬をご紹介します。

子どもの嘔吐に薬は必要?

子どもの嘔吐の原因はさまざまなので一概には言えませんが、嘔吐があるからといって必ず薬を服用しなければいけないわけではありません。水分をしっかり与えながら安静にして症状が改善されるようであれば、薬は服用しなくても問題ないでしょう。

嘔吐が続いてつらそうな場合は、吐き気止めなどを服用するのもひとつの方法です。ノロウイルスなど嘔吐の直接的な原因を排除することはできませんが、嘔吐症状を抑えることで脱水を防いだり、体調を落ち着かせたりすることができます。嘔吐に下痢や腹痛を伴うときは整腸剤、発熱や頭痛を伴うときは解熱剤を使用することも可能です。

ただし吐き気が続いているときに薬を服用しても吐き戻してしまうことが多く、様子を見ながら飲ませるか、座薬を使用する必要があります。

子どもの嘔吐に市販薬を使ってもいい?

嘔吐後ぐったりしているとき、嘔吐が続いているとき、嘔吐の他に下痢や発熱の症状があるときなどは、自己判断で市販薬を服用させるのではなく、病院を受診して原因にあった薬を処方してもらってください。

乗り物酔いや食べすぎなどで嘔吐をしている場合は、市販薬で症状を和らげるのもいいでしょう。ここから、子どもの嘔吐症状を和らげる市販薬を原因に合わせてご紹介します。

乗り物酔いの嘔吐に使える市販薬

こどもクールスカイ


出典:https://www.hisamitsu.co.jp/healthcare/products/123-1.html
小さな子どもでも飲みやすい、りんご味のシロップです。有効成分が素早く吸収されやすく、乗り物酔いの諸症状に効果があります。

対象年齢

3〜14歳

効能・効果

のりもの酔いによるめまい・吐き気・頭痛の予防及び緩和

注:本剤を服用している間は、 次のいずれの医薬品も服用しないでください。/他ののりもの酔い薬、かぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、胃腸鎮痛鎮痙薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬(鼻炎用内服薬、アレルギー用薬)。
注: 服用後、 乗物又は機械類の運転操作をしないでください。(眠気や目のかすみ、異常なまぶしさ等の症状があらわれることがあります。)

トラベロップQQ S


出典:https://www.asadaame.co.jp/medicine/travelop_s.html
水なしで服用できる、ドロップタイプの酔い止め薬です。味はサイダーとぶどうから選べます。3歳から服用できるゼリータイプも販売されています。

対象年齢

5歳〜

効能・効果

乗物酔いによるめまい・吐き気・頭痛の予防及び緩和

注:本剤を服用している間は、 次のいずれの医薬品も使用しないでください。/他の乗り物酔い薬、かぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、胃腸鎮痛鎮痙薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬、アレルギー用薬等)。
注: 服用後、 乗物又は機械類の運転操作をしないでください(眠気や目のかすみ、異常なまぶしさ等の症状があらわれることがあります)。

食べ過ぎや胃の不快感による嘔吐に使える市販薬

パンシロン アクティブ55


参照:https://jp.rohto.com/pansiron/active55/

重たい胃や胃もたれ、不快感に効く胃腸薬です。消化酵素や生薬、水酸化マグネシウムなどが含まれていて、消化を助け、胃腸を元気にバランスよく調整します。

対象年齢

3歳〜

効能・効果

もたれ(胃もたれ)、胃重、消化促進、消化不良による胃部・腹部膨満感、胃酸過多、胸やけ、胃部不快感、胃部膨満感、胸つかえ、げっぷ(おくび)、はきけ(むかつき、胃のむかつき、二日酔・悪酔のむかつき、嘔気、悪心)、嘔吐、飲みすぎ(過飲)、胃痛、食欲不振(食欲減退)、胃部・腹部膨満感、消化不良、胃弱、食べすぎ(過食)

大正漢方胃腸薬


参照:https://www.taisho-direct.jp/products/detail/TKI32-00-L2F000X
安中散と芍薬甘草湯とい漢方を組み合わせた胃腸薬です。胃腸が弱い人や疲れた胃の調子を改善したい人に適しています。

対象年齢

5歳〜

効能・効果

胃のもたれ、胃部不快感、胃炎、胃痛、げっぷ、食欲不振、腹部膨満感、胸つかえ、胸やけ、胃酸過多、腹痛、はきけ(むかつき、悪心)

注:1ヵ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、商品に同封されている添付文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください

子どもの嘔吐が続くときは早めの受診を

先にもご説明したとおり、子どもの嘔吐が続くときは自己判断で市販薬を服用するのは控え、早めに受診して適切な薬を処方してもらってください。嘔吐している子どもを病院につれていくのが大変なときは、オンライン診療で受診するという方法もあります。子どもの医療アプリ「キッズドクター」のオンライン診療なら、子どもの診察に慣れた医師が対応してくれます。医師が必要と判断した場合は薬も処方してもらえるので、困ったときは検討してみてくださいね。

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