【子どもの病院】親のかわりに祖父母が小児科に連れて行くときに気をつけること
祖父母が子どもを病院につれていくことは可能?
子どもは急に体調を崩してしまうこともありますよね。どうしてもママ・パパが都合をつけられず、病院の受診を祖父母やおじ・おばに任せるシチュエーションもあるかもしれません。
子育てはひとりでできるものではないので、困ったときに周りを頼れるのはよいことです。祖父母など親以外の人に病院に連れて行ってもらっても、もちろんかまいません。
とはいえ、病院はただ連れていけばOKというわけではありませんよね。医師に正確に診察してもらい、受診後は正しいホームケアをするために、受診のコツをおさえておきましょう。親以外が子どもを病院に連れて行くときは、次の注意点を事前に確認するようにしてください。
親以外が子どもを病院に連れて行くときの注意点
病院では、子どもの症状を医師にしっかり伝えることが大切です。これができなければ、医師も診察に困ってしまいます。そのため祖父母など親以外の人に病院に連れて行ってもらうときは、子どもの状態をしっかり引き継ぐようにしましょう。
次の章でご紹介するポイントを参考に、口頭ではなくメモを残して伝えられると安心です。
逆に病院で医師に言われたことや薬局で教わった薬の飲み方などは、祖父母からママパパにしっかり伝えてもらう必要があります。こちらも口頭で伝えようと思うと伝え漏れが出てしまう可能性があるので、できればその場でメモを取ってもらうようにしてください。
病院に行く前に祖父母に伝えておきたいことー基本情報ー
祖父母に病院に連れて行ってもらうときは、下記の情報をメモして渡すようにしてください。まずは問診票に記載する基本情報についてみていきましょう。かかりつけの小児科で受診する場合はそこまで詳しく聞かれないかもしれませんが、念のため細かく伝えておいたほうが安心です。
子どもの体重
薬を処方してもらう際、子どもの体重が必要になります。直近測った体重を伝えるようにしてください。
子どもの今日の体温
祖父母に預ける前に子どもの検温をし、体温を伝えましょう。病院に行く前に祖父母に測ってもらってもかまいません。
子どものアレルギーの有無
アレルギーがある子は、何に対してアレルギーがあるのかを伝えましょう。これまで飲んでアレルギーが出た薬もあれば必ず伝えてください。
服用中の薬
現在子どもが服用している薬があれば伝えましょう。お薬手帳を預けておくのがいいですね。
予防接種の履歴
念のため伝えておくと安心です。母子手帳を預けておくといいでしょう。
保育園や幼稚園で流行っている病気
子どもは集団生活のなかで病気をもらってくることが多いです。通っている保育園や幼稚園で流行している病気がある場合は伝えておきましょう。
希望する/飲める薬
子どもによって、薬の得意不得意がありますよね。粉薬よりシロップがいい、座薬がほしいなどの希望があれば伝えておきましょう。
病院に行く前に祖父母に伝えておきたいことー症状についてー
次に、症状についての必要な情報をまとめました。
どのような症状があるか
子どもの症状について細かく伝えておきましょう。例えば「風邪の症状」 と一口にいっても、鼻水、咳、喉の痛みなどたくさんの症状がありますよね。子どもに出ている症状は全て伝えてください。
症状がいつからあるか
いつ発症したか、具体的な日付や時間で伝えてください。
症状がどう変化しているか
発症してから病院を受診するまでの間にどのような変化があったかを伝えてください。
発症したときに比べて良くなっているか、悪くなっているか、時間が経つにつれてどのように変化しているか、時系列で伝えましょう。
音や見た目の様子
ただ「咳が出る」だけでなく、「乾いた咳が出る」「たんが絡んだような咳が出る」など、症状について音や見た目の詳しい様子を伝えます。
可能であれば症状がひどいときの様子を動画や写真で残して、祖父母に渡しておきましょう。診察時に医師に見せてもらうようにしてください。
普段の生活がどれくらいできているか
水分や食事をとれているか、眠れているか、機嫌がいいかなど、普段の生活と症状が出ているときの違いについても伝えましょう。
通院できないときは、オンライン診療が便利
ママやパパが子どもを病院に連れて行くのが難しい場合、祖父母にお任せするのももちろん一つの方法ですが、自宅にいながら医師の診察を受けられる「オンライン診療」を利用するのもおすすめです。子どものオンライン診療アプリ「キッズドクター」なら、子どもの診察に慣れた医師の診察を受けることができます。医師が必要と判断した場合は薬も処方してもらえるので、困ったときは検討してみてくださいね。