インフルエンザ検査で子どもが泣く・嫌がるときはどうする?
インフルエンザが流行しているときに子どもが突然高熱を出すと、検査を受けようと考える人も多いですよね。しかしインフルエンザ検査を嫌がる子どもは多く、泣いてしまってなかなか検査ができないということも。そこで今回は、子どもがインフルエンザ検査で泣いたり嫌がったりするときの対処法をご紹介します。
子どものインフルエンザ検査の方法は?
子どもに限らず、インフルエンザの検査で一般的なのは「迅速抗原検査キット」を使う方法です。鼻や喉の粘膜を綿棒のようなもので拭い取って検査を行うのですが、このときに鼻や喉の奥の方まで綿棒を入れて拭い取る必要があります。
作業自体は数秒で終わるものですが、痛みや不快感を覚えることが多く、泣いたり嫌がったりする子どももいます。
子どもがインフルエンザ検査で泣く・嫌がる!対処法は?
それでは、子どもがインフルエンザ検査を嫌がったり泣いてなかなか進められなかったりするときは、どのように対応すればいいのでしょうか?ポイントを4つご紹介します。
事前にしっかり説明する
何も知らされないまま突然鼻の奥に棒を入れられたら、子どもじゃなくてもびっくりしてしまいますよね。泣いたり嫌がったりする裏側には「このあと何が起こるかわからない恐怖感」があることが多いです。
子どもも体調が悪くあまり会話ができるような状態ではないかもしれませんが、検査を行う前に「今から鼻の奥をこすってもらうね」などと、これから起こることを説明してあげましょう。想像して不安にならないように、「すぐに終わるよ」「これができたらまた元気に保育園で遊べるよ」など、子どもを励ますような言葉を添えるのもいいですね。
押さえつけすぎず、優しく寄り添う
検査中に顔や体を動かすと危険なので、泣いて暴れるときは適度に体を押さえてあげるのがいいでしょう。ただし無理におさえつけると、ますます怖くなってしまいます。優しく寄り添ったり抱きしめたりするようにしてあげてください。
このときも「動くと危ないから少し腕をおさえるね」などと声をかけてあげるといいですね。
終わったらたっぷり褒める
インフルエンザ検査で泣いてしまうのは、ある程度仕方がないことです。検査に差し支えがない程度であれば、かわいそうな気持ちをぐっと我慢して検査を受けさせて、終わった後にたっぷり褒めてあげましょう。
違う方法で検査できないか相談する
泣いたり嫌がったりしてどうしても検査が受けられないときは、迅速抗原検査キット以外の方法で検査ができないか相談してみるのもいいかもしれません。
鼻からチューブを入れて鼻水を採取する、鼻を噛む、鼻の手前の方で鼻水を採取するなど、いくつか方法はあります。ただし精度が少し落ちてしまったり、病院によっては対応していなかったりということもあるので、医師に相談するようにしてください。
子どものインフルエンザ検査は絶対に必要?
ここまで子どものインフルエンザ検査について説明してきましたが、インフルエンザは通常の風邪と同じように安静にしていれば数日で回復することがほとんどなので、必ずしも検査を受けて診断をしてもらう必要があるわけではありません。無理に検査を受けずにホームケアを行うのもひとつの方法です。
ただし子どものインフルエンザは、予期せず重症化することもあります。以下の症状が見られるときは、病院を受診して検査を受けるようにしましょう。
- 高熱が5日以上続いている
- 呼吸が速く息苦しそうにしている
- 水分がとれずおしっこが出ない
- 顔や唇の色が悪い
- けいれんを起こした
- 異常行動が見られる
- ぐったりしている
また同居家族にインフルエンザ陽性の人がいて本人に症状がある場合は、検査をせずにインフルエンザ症と診断されることもあります。
インフルエンザのホームケアに悩んだら…
インフルエンザは高熱が出るため、苦しそうな子どもを見ているとホームケアの方法に悩むこともあるかもしれませんね。そんなときは子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。看護師にチャットで相談できたり、自宅からオンラインで診察が受けられたりするので、困ったときは検討してみてくださいね。