花火による子どものやけどに注意!事故を防ぐためのポイントは?
夏は花火を楽しむ機会もありますよね。しかし花火は慎重に扱わないと、子どものやけど事故に繋がりかねません。そこで今回は、子どもの花火でのやけどを防ぐためのポイントや、やけどをしたときの対処法などをご紹介します。
子どもが花火でやけどをするのはこんなとき!
子どもが花火をしているときにやけどを負う事故は毎年報告されていて、その半数以上は1〜3歳の幼児です。花火による子どものやけどや着火の事例には、以下のようなものがあります。
- 手に持った花火が着火した瞬間にびっくりして振り回し、腕に花火が貼り付いた
- 線香花火の落ちた球に触れて指をやけどした
- 花火の火を触ろうとして手をやけどをした
- 火が消えた花火を捨てる前に先端を触って指をやけどした
- 花火を振り回したら火花がスカートに飛んで着火し燃え上がった
- 花火の火の粉が風で靴にうつって燃えた など
好奇心旺盛な子どもは何でも触りたがりますし、大人が想像しないような行動をするものです。花火は火を使っているということを改めて意識して、事故が起こらないように気をつけながら遊びましょう。
花火による子どものやけどを防ぐポイントは?
前述のとおり花火にはやけどのリスクがありますが、花火をすること自体は悪いことではありませんし、子どもにとってもいい思い出になるはずです。楽しい時間を過ごせるように、花火をするときは以下のポイントに注意してくださいね。
- 3歳以下の子どもには火のついた花火を一人で持たせない(ママ・パパが一緒に持つ、大人が持って子どもは少し離れたところから見るなど工夫する)
- 着火から火が消えて水につけるまで、常に大人が付き添う
- 火がついたら体から離して持たせる
- 火が消えたらすぐ水につける
- 裾が広がった服は着せない
- 露出の多い服やサンダルは着用させない
- 風が強い日は火の粉が舞いやすいので遊ばない
子どもが花火でやけどをしたときの対処法や受診の目安は?
どんなに気をつけていても、やけど事故が起こることはあります。万が一子どもが花火でやけどをしてしまった場合は、次の手順で対処しましょう。
また服や靴に着火した場合は、絶対に走らせないようにしてください。慌てずにその場に止まり、地面に倒れるようにして燃えている部分を押し付けて消火してから、やけどの対処を行ってください。
1. 冷やす
やけどの程度に関係なく、まずは流水で10分以上冷やし続けてください。
2. やけどの様子を見る
冷やしながら、やけどの程度を確認します。やけどをしたのが皮膚表面だけで範囲が狭ければ、そのまま10〜20分ほど冷やせば問題ありません。
3. 必要に応じて病院を受診
以下のような状態のときは早急に受診する必要があります。夜間や土日の場合でも、救急病院を受診してください。
- 顔、陰部、気道をやけどした
- やけどした面積が広く、水ぶくれができている
- 出血して、顔色が悪い
- 意識がない、ぐったりしている
- 苦しんでいる
上記ほどひどくはないものの赤みや痛みがなかなか引かないときは、落ち着いてから病院を受診しましょう。
花火では子どものやけどに注意!
子どもと花火をするときは、やけどに十分に注意しながら安心して楽しめるといいですね。万が一、花火の最中に子どもがやけどをしてしまい、「このまま様子を見て大丈夫かな?」「ホームケアはこれであってるかな?」など迷ったら、プロに頼るのもおすすめです。看護師に無料で相談できる「キッズドクター」なら、小児に詳しい看護師が対応するので安心ですよ。チャットでの相談なので、患部の写真を送ることもできます。困ったときはぜひ気軽に相談してみてくださいね。