赤ちゃんが予防接種を受けると、体にさまざまな変化があらわれることがあります。なかには、いつもよりよく寝るという子も。赤ちゃんが予防接種後によく寝るのは副反応なのでしょうか？いつまで続くのかやホームケアで気をつけることをご紹介します。

赤ちゃんが予防接種後によく寝る！これって副反応？

赤ちゃんが予防接種後によく寝るのは、副反応の一種ともいえるでしょう。ワクチンを接種した後の体は、免疫を獲得しようと必死に戦っています。その過程で体がだるくなったり不快感があったりして、よく寝る赤ちゃんもいるのです。副反応は毎回同じとは限らないので、これまでの予防接種では出なかった症状が違うワクチンの予防接種では出るということもあります。

また予防接種は、普段とは違う環境のなかで緊張したり痛みに驚いて泣いたりと、赤ちゃんには刺激が強いイベントです。刺激に疲れてしまい、いつもより寝ていることもあります。

どちらであれ、水分がとれていて元気であれば、寝続けていてもあまり心配する必要はありません。

赤ちゃんが予防接種後によく寝るのはいつまで？

予防接種の副反応は、接種後24時間以内に始まり、1〜2日ほどでおさまります。そのためよく寝るのも、接種後1〜2日ほどは続くことがあります。

赤ちゃんが予防接種後によく寝るときに気をつけること

赤ちゃんが予防接種後によく寝るのは珍しいことではないので、そこまで心配する必要はありません。次のことに気をつけて様子を見ましょう。

水分をとらせる

よく寝ているのに無理矢理起こす必要はありませんが、水分はしっかりとらせましょう。

ぐったりしていないか確認する

よく寝ているだけなら問題ありませんが、ぐったりとしているのは良い状態ではありません。水分がとれないほどぐったりしていないかを確認してください。

発熱などの症状がないか確認する

予防接種後は、副反応で発熱や接種部位の腫れなどがあらわれることがあります。よく寝るときは、発熱など他の症状がないかも確認しましょう。熱があってもそこまで心配する必要はありませんが、普段よりも寝室の環境を整えて、水分をしっかりとらせましょう。

赤ちゃんの予防接種の副反応で受診する目安

予防接種後の赤ちゃんに副反応が出るのはよくあることなので、水分がとれているようであれば2日程度は様子を見てもいいでしょう。下記のような場合は病院を受診して下さい。

• 日に日に症状がひどくなっている
• 水分をとれていない
• 3日以上熱が続いている
• 呼吸困難や意識の低下など、アナフィラキシーの症状がある

赤ちゃんの副反応で困ったら…

予防接種後の副反応はよくあることとはいえ、赤ちゃんの様子がいつもと違うと心配になりますよね。ホームケアや受診のタイミングに迷ったら、子どもの医療アプリ「キッズドクター」のオンライン診療が便利です。看護師にチャットで個別の相談をすることができます。相談は無料なので、不安なときは一人で悩みすぎずプロに相談してくださいね。