子どものインフルエンザワクチンはいつ打つのがいい?打つ時期まとめ
冬になると流行するインフルエンザ。毎年予防接種を打つことが推奨されていますが、子どものインフルエンザワクチンはいつ打つのがいいのでしょうか?
子どもにインフルエンザワクチンは必要?
そもそもインフルエンザワクチンは、「打ったら絶対にインフルエンザに感染しない」というものではありません。感染しても発症する可能性を下げる効果と、重症化を防ぐ効果があるものです。
子どもがインフルエンザに感染するとまれに脳症や肺炎などの重篤な合併症を引き起こす可能性があるため、毎年ワクチン接種が推奨されています。
子どものインフルエンザワクチンはいつ打つのがいい?
従来の注射で接種するワクチンの場合、13歳未満の子どもは、シーズン中に2回の接種が推奨されています。
日本では例年、インフルエンザは12〜4月頃に流行します。流行のピークは1月末~3月上旬頃です。2回目の予防接種の約2週間後から免疫効果が現れるので、基本的には12月中旬頃までにはワクチン接種を終えることが望ましいとされています。
1回目と2回目のワクチンの間には約2〜4週間の間隔を開ける必要があります。例年10月にワクチンが解禁されるので、早めに予約しておくと安心です。
また2024年から、鼻に噴霧する点鼻薬タイプの生ワクチンも接種できるようになりました。接種対象は2〜18歳の子どもです。
点鼻薬タイプの生ワクチンは1回の接種で十分な免疫が得られ、効果は1年間ほど持続するとされています。こちらも10月頃から順次接種が始まるため、希望する場合は早めにかかりつけの小児科に問い合わせておきましょう。
インフルエンザ予防接種は打つ時期が遅いと意味がないの?
前述のとおり、インフルエンザワクチンの効果が発揮されるのは接種から2週間ほど経ってからです。そのためできるだけ早めに打つのがいいですが、タイミングが遅れたとしても効果があることには変わりないので、打たないよりは打ったほうが安心です。
ただしインフルエンザワクチンは供給量が決まっているので、タイミングが遅くなると在庫がなくなる可能性が高いです。この観点からも、できるだけ早めに接種するのがいいでしょう。
タイミングを逃してしまい、流行が始まってからワクチンを接種したい場合は、在庫があるかをかかりつけの小児科や近くの病院に確認しましょう。
ワクチンの副反応が心配なときは…
インフルエンザのワクチンを打つときに心配なのが、副反応ではないでしょうか。「これって副反応?」「ホームケアの方法は?」など不安なことがあるときは、子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。看護師にチャット形式で相談でき、ホームケアや受診の目安についてアドバイスがもらえます。相談は無料なので、困ったときは検討してみてくださいね。