水虫は赤ちゃんや子どもにもうつる?家庭内感染を予防する方法7選

家族の中に水虫の人がいると、赤ちゃんや子どもへの感染が心配になりますよね。そこでこの記事では、水虫は赤ちゃんや子どもにもうつるのかや、家庭内感染を予防する方法をご紹介します。
水虫とは?うつりやすいの?
水虫はカビの一種である「白癬菌(はくせんきん)」という菌によって引き起こされる皮膚の感染症です。特に感染しやすいのは足のため水虫というと足のイメージが強いですが、白癬菌は爪や手、股などにも感染します。
水虫では痒くなる、皮膚がふやけて白くなる、皮が剥ける、水疱ができるといった症状があらわれることがあります。ただ重い症状があらわれることはほとんどなく、処方された塗り薬を塗るなど適切に治療をすれば1~2週間ほどで改善することがほとんどです。
白癬菌が長時間皮膚に留まることで水虫になりますが、洗ったり払ったりすれば比較的簡単に落ちます。そのため感染力はそれほど強くないといえますが、感染者が触れたものを介してうつることもあるので注意が必要です。
赤ちゃんや子どもにも水虫はうつる?
赤ちゃんや子どもにも水虫はうつります。ただ赤ちゃんや子どもは裸足で過ごすことが多く、かつ皮膚の新陳代謝が活発なので、白癬菌が付いても長時間皮膚に留まるケースは少ないとされています。そのため大人に比べると水虫はうつりにくいです。
水虫の家庭内感染を予防する方法7選!
前述のとおり水虫の感染力は基本的にそれほど強くないですが、家族に水虫の人がいると家庭内で感染が広がることがあります。ここからは、水虫の家庭内感染を予防する方法をご紹介します。
水虫にかかっている人は治療をする
水虫にかかっている人は、大人であっても子どもであっても早めに適切な治療を受けることが大切です。水虫の治療をしない限り家庭内に白癬菌が存在し続けるため、常に家族の誰もが水虫になるリスクがあります。早めに水虫を治して、赤ちゃんや子どもが白癬菌に感染するリスクを減らしましょう。
バスマットやタオルを共有しない
先にお伝えしたように、水虫はものを介して感染が広がることがあります。特にバスマットやタオルには白癬菌が付着しやすいので、家族に水虫の人がいるときは共有しないようにしましょう。
浴室から出る前にシャワーを浴びる
白癬菌は浴室内の床や浴槽にも付着することがあります。触れると手や足などに白癬菌が付いてしまうので、浴室から出る前にシャワーを浴びて体に付いた白癬菌をしっかり洗い流しましょう。
家の中では裸足で過ごす
裸足で過ごす時間を増やすと白癬菌が足に留まりにくくなるため、水虫の予防につながるといわれています。お風呂上がりに足拭きマットを共有してしまった場合でも、15分ほど裸足で過ごせば脚に付着した菌が減っていきます。
床や畳をこまめに掃除する
床や畳は白癬菌が集まりやすい場所です。掃除機や雑巾などでこまめに掃除しましょう。髪の毛やホコリがたまりやすい部屋の隅も念入りに掃除すると、家庭内の白癬菌の数を減らすことができます。
1日1回は足をきれいに洗う
白癬菌が長時間足に付着していると、水虫になるリスクが高まります。1日1回は足をきれいに洗い、乾いたタオルでしっかり水気を拭き取りましょう。ゴシゴシ洗うと皮膚のバリア機能が弱まることがあるので、よく泡立てた石鹸で優しく洗うようにしてくださいね。
靴や靴下を清潔に保つ
靴や靴下を清潔に保つことも大切です。靴下は毎日洗濯し、靴もなるべくこまめに洗うようにしましょう。水だけでは白癬菌を流し切れないので洗剤でしっかり洗い、その後よく乾燥させてから履くようにしてください。靴を2足以上用意して、毎日違う靴を履くようにするのもいいでしょう。
赤ちゃん・子どもの水虫の相談はオンラインでも
どれだけ気をつけていても、赤ちゃんや子どもが白癬菌に感染してしまうことはあります。いざ赤ちゃんや子どもが水虫になったら、ケア方法や受診のタイミングなどに悩むこともあるかもしれません。そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。看護師に個別チャットで相談したり、自宅にいながらスマホのビデオ通話で医師のオンライン診療を受けたりすることができますよ。困ったときは、ぜひ検討してみてくださいね。
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