手足口病は子どもから大人にうつる?家庭内感染を防ぐためのポイントは?
子どもがかかる感染症というイメージがある「手足口病」。この記事では、手足口病は大人もうつるのかや、家庭内感染を防ぐためのポイントをまとめました。
手足口とは?
手足口病は5歳以下の子どもが感染しやすいウイルス性の感染症で、いわゆる「夏風邪」のひとつです。
感染すると、水ぶくれのような発疹が口の中・手のひら・足裏や足の甲に現れます。熱が出ることは少なく、発熱したとしても微熱程度で治まることがほとんどです。
手足口病は子どもから大人にうつることがあるの?
手足口病は大人も感染します。大人が感染するときは、子どもが感染し、家庭内でうつってしまうパターンがほとんどです。
大人が感染すると、子どもに比べて症状が重くなる傾向があります。特に発疹の痛みは大人のほうが強く、足の裏にたくさんの発疹が出ると歩けないくらい痛むこともあります。また子どもは微熱が出る程度ですが、大人では40℃ほどの高熱が出たり、全身倦怠感・悪寒・関節痛・筋肉痛などの症状があらわれたりします。
家族みんなが感染してしまうと大変なので、家庭内感染を防ぐことが大切ですよ。
手足口病の家庭内感染を防ぐ方法4選
ここからは、手足口病の家庭内感染を防ぐ方法をご紹介します。
こまめに手を洗う
手足口病のウイルスにはアルコール消毒が効かないので、こまめに手を洗いましょう。手足口病は排泄物からもウイルスが排出されるので、おむつ交換をした後は特に意識して洗ってください。
指先や指の間など、洗いにくい部分も石鹸で丁寧に洗います。洗ったら水で十分に流して、清潔なタオルなどで拭きましょう。
タオルや食器の共有をしない
手足口病は、感染者の咳などで出た飛沫や、飛沫がついてものを介して広がります。家庭内に感染者がいる場合は、タオルや食器の共有はやめて、別々のものを使うようにしましょう。
消毒する
手足口病には次亜塩素酸ナトリウムの消毒が有効です。ドアノブや手すりなどよく触る部分はこまめに消毒しましょう。手足口病のウイルスは排泄物からも排泄されるので、トイレの周りも消毒すると安心です。
マスクをする
手足口病は前述の通り飛沫を介して感染が広がるため、子どもが感染した場合、その飛沫の吸い込みを最小限にするためにも、看病するママ・パパはマスクをして予防しましょう
手足口病のホームケアに悩んだら
手足口病にはワクチンや特効薬がないので、感染するとホームケアをしながら回復するのを待つことになります。そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」がおすすめです。看護師にチャット形式で相談できるので、子どもの症状にあわせてホームケアのアドバイスをもらえます。困ったときは検討してみてくださいね。