子どものやけどの受診目安は?何科を受診する?

どんなに気をつけていても、子どもがやけどをしてしまうことはあります。いざやけどをしたら、すぐに受診するべきか判断がつかないケースもあるかもしれません。そこでこの記事では、子どものやけどの受診目安や何科で診てもらうといいのかなどをご紹介します。
子どものやけどの程度や段階は?
やけどは深さの程度によって4段階にわけられ、受診が必要か判断する目安の一つとなります。
1度のやけど
皮膚の表面だけがやけどして、赤くなっている状態です。基本的に傷跡は残りません。
浅達性2度のやけど
水ぶくれができ、皮膚が赤くなっている状態です。強い痛みを伴いますが、1〜2週間ほどで皮膚が再生されます。
深達性2度のやけど
水ぶくれができ、皮膚は白くなります。知覚が鈍くなるため、浅達性2度のやけどより痛みを感じにくいことが多いです。3〜4週間ほどで皮膚が再生されるものの、傷跡が残る可能性が高いです。傷が深い場合は手術が必要になることもあります。
3度のやけど
皮膚全体が壊死した状態です。神経や血管が傷ついて知覚も失われるため、痛みはほぼありません。皮膚は白色や褐色、黒色になります。皮膚の再生に3ヶ月ほどかかったり、皮膚の移植が必要になったりする場合もあります。
子どものやけどで受診する目安は?
やけどをしたときは程度がどうであれ、すぐに患部を流水で10分以上冷やしましょう。服を着ている部分をやけどした場合は、無理に脱がさず服の上から冷やします。
そのうえで、やけどの深さが2度以上のときは必ず受診してください。1度であっても、やけどの範囲が広い場合は受診が必要です。
ただ、子どものやけどの症状はさまざまなので、深さの程度や受診するべきかを見極めるのが難しいことも多いです。そのため、次を参考に受診のタイミングを判断しましょう。
救急車を呼ぶ目安
次のような状態のときは、すぐに救急車を呼んでください。
- やけどの範囲が全身の約10%以上(片腕もしくは片足で10%程度、背中もしくはお腹で20%程度)
- 顔面にやけどをしている
- やけどをした皮膚が黒もしくは白くなっている
- 意識がない、ぐったりしている
- 出血して顔色が悪い
すぐに受診する目安
以下のようなときは早急に受診してください。夜間や土日は救急病院を利用しましょう。
- 手や足の指にやけどをしている
- 陰部にやけどをしている
- 水ぶくれができている
- やけどの深さは1度ほどだが範囲が子どもの手のひらより大きい
診療時間内に受診する目安
- やけどの範囲が1円玉より小さい
- 皮膚がうっすら赤くなっている
子どものやけどは何科を受診する?
基本的には皮膚科を受診するようにしてください。すぐに受診が必要な手足の指や陰部のやけどの場合は入院が必要になることもあるため、総合病院の皮膚科がおすすめです。
診療時間内の受診で問題ない程度のやけどであれば、まずはかかりつけの小児科で診てもらってもいいでしょう。
子どものやけどは受診しなくても治る?
やけどの深さが1度で範囲も狭い場合は、流水でしっかり冷やす、炎症を抑える軟膏を塗る、といった適切なケアをすれば数日で治ることがほとんどです。しかし軽度のやけどと思っていても傷が深かったり治療が必要だったりすることもあるため、一度受診しておくと安心です。
子どものやけどはオンラインでも相談できます
子どもがやけどをしたときは、今回ご紹介した受診目安を参考に必要な対応をするようにしましょう。軽度のやけどで病院へ行くべきか迷ったり、ホームケア方法に悩んだりしたときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。チャット形式で看護師に個別に相談でき、受診の目安やホームケア方法などのアドバイスをもらえます。困ったときはぜひ検討してみてくださいね。
監修者について
