子どもが水ぼうそうになったら、お風呂はどうする?お風呂でうつることもある?
全身に発疹ができることもある水ぼうそう。子どもが水ぼうそうになったら、お風呂はどうすればいいのでしょうか?この記事では、子どもが水ぼうそうになったときの入浴の注意点や、お風呂でうつることもあるのかなどをご紹介します。
子どもの水ぼうそうの症状は?
子どもが水ぼうそうにかかると、2〜3週間ほどの潜伏期間を経て、下記のような症状があらわれます。
- 痒みを伴う赤い発疹、水ぶくれ
- 発熱(ないこともある)
発疹はまず顔や頭にあらわれ、数日かけて全身に広がります。赤いブツブツから始まり、水ぶくれ、かさぶたの順に変化していきます。
一般的な皮膚の病気では、体中の発疹が同じ形をしていることが多いです。しかし水ぼうそうの場合、いろいろな段階の発疹(赤いぶつぶつ、水ぶくれ、かさぶたなど)が体のあちこちに同時に見られるのが特徴です。
適切にケアをすれば1週間ほどで改善する場合がほとんどですが、稀に熱性けいれんや肺炎などを合併して重症化することもあります。
水ぼうそうの感染経路は?
水ぼうそうの主な感染経路は、空気中に浮遊したウイルスを吸い込むことによる空気感染と、感染者の咳やくしゃみなどの飛沫に含まれるウイルスを吸い込むことによる飛沫感染です。また、かさぶたになる前の発疹にはウイルスが含まれているため、感染者の肌に直接触れると接触感染することもあります。
水ぼうそうはお風呂でうつる?
水ぼうそうは、お風呂で感染が広がる可能性があります。特に発疹がかさぶたになる前は入浴中に水ぶくれが破けて、なかのウイルスが出てきて接触感染が起こることもあるため注意が必要です。
子どもが水ぼうそうになったら、お風呂に入れてもいい?
水ぶくれが増えている間は、湯船にはつからずシャワーだけで済ませるのがいいでしょう。熱があるときやぐったりしているときはシャワーも控えるようにして、かたくしぼったタオルで体を優しく拭いて肌の清潔を保つようにしてください。また前述の通り、かさぶたになる前の発疹に直接触れるとうつる可能性があるので、きょうだいで一緒にシャワーを浴びないようにしてくださいね。
湯船につかるのは、水ぶくれが全てかさぶたになってからにしましょう。
子どもが水ぼうそうのときの入浴のポイントは?
ここからは子どもが水ぼうそうのときのシャワーの浴び方や洗い方のポイントをご紹介します。
水ぶくれがつぶれないように優しく洗う
体を洗うときにゴシゴシこすると、水ぶくれがつぶれることがあります。傷口から細菌が入ってとびひなどの感染症を引き起こすことがあるので、水ぶくれをつぶさないように優しく洗うようにしましょう。体を拭くときもタオルで強くこすらず、そっと水分をおさえるようにします。
爪を短く切っておく
発疹が出ているときに体をあたためると、痒みが増して皮膚を掻きむしってしまうことがあります。水に濡れた肌は特に傷つきやすいので、お風呂に入る前に爪を短く切っておくと安心です。
タオルを共有しない
水ぼうそうの子どもとタオルを共有することで、家族に感染が広がることがあります。タオルは使いまわさず、すぐに洗濯するようにしましょう。
水ぼうそうの相談はオンラインでも
子どもが水ぼうそうになると1週間ほど症状が続くことが多いので、入浴以外のケア方法でも悩むことがあるかもしれません。そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」がおすすめです。チャットで看護師に相談したり、ビデオ通話でオンライン診療を受けたりすることができますよ。夜間や休日も利用できるので、困ったときは検討してみてくださいね。