プール熱(咽頭結膜熱)は大人もうつる?感染したら仕事はいつまで休む?出勤停止になる?
子どもがかかりやすい感染症のひとつである「プール熱(咽頭結膜熱)」。この記事では、プール熱は大人もうつるのか、大人が感染したら出勤停止になるのか、子どもがプール熱に感染したときに家庭内で気をつけるポイントをご紹介します。
プール熱とは?
プール熱(咽頭結膜熱)は、アデノウイルスが引き起こす夏かぜの一種です。主な症状は、高熱や喉の痛み、目の痛み・かゆみ、充血、目やになどです。
子どもがプール熱に…大人もうつることはある?
プール熱は子どもだけでなく、大人も感染します。子どもがプール熱に感染した場合、看病するママやパパは感染するリスクがあるため、家庭内での感染を広げない対策をすることが大切です。
大人がプール熱に感染したら仕事はいつまで休む?出勤停止になる?
プール熱に感染したら「仕事を〇日休まなければならない」というはっきりした決まりはなく、出勤停止になりません。しかし、発熱などの症状があるなかで出勤するのは現実的ではないので、体調がよくなってから出勤するようにしましょう。
プール熱は症状がおさまったあとも、喉から1〜2週間、排泄物から1ヶ月ほどウイルスの排出が続きます。症状が治まって出勤するときは、感染を広げないためにマスクをするなどの対策を行えるといいですね。
子どものプール熱を親がもらわないために気をつけること!
プール熱を起こすアデノウイルスは、感染力が強く家庭内で感染が広がりやすいです。子どもがプール熱になったときに家庭でできる感染予防の方法をご紹介します。
こまめに手を洗う
基本的なことですが、食事の前やトイレの後などはこまめに手を洗いましょう。指先や指の間などの洗いにくい部分も丁寧に石鹸で洗ってください。水で十分に洗い流したら、清潔なタオルやペーパータオルなどで手を拭き、乾かしましょう。
マスクをする
プール熱は唾などの飛沫で感染が広がります。飛沫を吸い込まないように、看病するママ・パパはマスクをして予防しましょう。
タオルや食器の共有をしない
プール熱は感染した人の飛沫や、飛沫がついたものを介して感染が広がります。家族内にプール熱に感染した人がいる場合は、食器やタオルをそれぞれ分けて使うようにしましょう。
子どもと一緒にお風呂に入らない
子どもと一緒にお風呂に入るのはやめましょう。プール熱はお風呂のお湯を介してうつることもあるので、感染した子どもと一緒に入浴するのは避けたほうが安心です。ひとりでお風呂に入れない子どもは、マスクをして湯船の外からサポートしましょう。
規則正しい生活を送る
睡眠不足や栄養バランスの悪い食事が続くと、免疫力が低下して感染症に感染しやすくなります。免疫力を高め感染を予防するために、できるだけ規則正しい生活を送りましょう。
次亜塩素酸ナトリウムで消毒する
プール熱は次亜塩素酸ナトリウムの消毒が有効です。ドアノブや手すりなど、よく触れる部分はこまめに消毒しましょう。
プール熱のホームケアに悩んだら…
プール熱には特効薬がないため、感染するとホームケアをしながら回復するのを待つことになります。とはいえ、子どもに発熱などの症状があると不安ですよね。そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」がおすすめ。看護師にチャット形式で無料で相談できます。困ったときは検討してみてくださいね。