突発性発疹に冷えピタは使っていい?どこを冷やすのが効果的?
子どもが突発性発疹にかかると、3日ほど高熱が続くことがあります。このとき冷えピタで冷やしてもいいのでしょうか?この記事では、突発性発疹で冷えピタを使うときの注意点や、効果的な冷却方法などをご紹介します。
突発性発疹とは?
突発性発疹は2歳頃までにほぼ全員がかかると言われている感染症で、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)またはヒトヘルペスウイルス7(HHV-7)によって引き起こされます。主な症状は38度以上の急な発熱と、解熱とともにあらわれる発疹です。そのほか、まぶたやリンパ節の腫れ、下痢などがみられることもありますが、重症化するケースは少なく、ほとんどの場合1週間ほどで自然に治ります。
突発性発疹に冷えピタや冷却は効果があるの?
突発性発疹で熱が出たときには、風邪などで発熱したときと同様に、太い血管が通っている部分を冷却することにより熱を下げる効果があるとされています。ただ冷えピタのようなシート状の冷却剤では、貼った部分の温度は下げられるものの、全身の体温を下げる効果はほとんどありません。
とはいえひんやりとして気持ちがよく、つらさを和らげられることもあるので、子どもが嫌がらない場合は使ってあげてもいいでしょう。熱を下げるために冷やしたい場合は、冷えピタではなく氷や保冷剤を使ったほうが効果的です。
突発性発疹のとき冷やすといい場所は?
熱がでたときは太い血管が通っている首筋やわきの下、太ももの付け根などを冷やすのがおすすめです。太い血管が通っている部分を冷やすことで冷えた血液が全身を巡りやすくなり、体温を効率的に下げることができます。
突発性発疹で冷えピタを使うときの注意点
冷えピタは手軽に使えて便利ですが、気を付けて使わないと思わぬ事故につながったり、逆効果となったりすることがあります。突発性発疹で冷えピタを使用するときは、下記のことに注意しましょう。
おでこに貼る場合は大人が見守る
冷えピタをおでこに貼ると、知らないうちにずれてしまい、口や鼻を塞いで窒息する恐れがあります。自分で冷えピタをはがせない年齢の子どもに使用する場合は、必ず大人が見守るか、おでこには貼らないようにしてください。
熱が上がり切ってから使う
冷えピタは使うタイミングが大切です。体が熱くなっていても、熱が上がり切っていないときは寒気を感じているため、体を冷やすとつらさが増してしまうことがあります。冷えピタを使う場合は、手足が熱くなり、暑がるようになったタイミングで使ってあげましょう。
冷えピタがないときの代用品におすすめなのは?
冷えピタは氷枕や保冷剤などで代用できます。そもそも熱を下げる目的で使用する場合には、冷えピタよりも氷枕や保冷剤のほうが効率的とされています。
氷枕や保冷剤は直接肌に当てると冷たすぎるので、タオルやハンカチなどで薄く包んでから使うといいでしょう。
突発性発疹のホームケアに悩んだら…
突発性発疹は生まれて初めての発熱となることも多く、ホームケア方法に悩むこともあるかと思います。そんなときは子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。看護師に個別チャットで相談でき、知りたいことを具体的に教えてもらえますよ。相談は無料で利用できるので、困ったときは検討してみてくださいね。