子どもがノロウイルスに感染中、お風呂はどうする?お風呂でうつることもあるの?

子どもの病気


嘔吐・下痢の症状があらわれるノロウイルス感染症。この記事では、子どもがノロウイルスに感染中のお風呂はどうするかや、お風呂に入れるときの注意点をまとめました。

子どものノロウイルスの症状は?

ノロウイルスは急性胃腸炎を引き起こすウイルスで、感染すると下記のような症状があらわれます。

  • 吐き気
  • 腹痛
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 発熱

ノロウイルスはお風呂でうつることもあるの?

ノロウイルスは感染力が強く、お風呂のお湯を介してうつる可能性があります。特に、下痢や嘔吐が続いているときは、お風呂で感染が広がりやすいと考えられます。また、症状が治まってからも数週間は便の中にウイルスが含まれるため注意が必要です。

子どもがノロウイルスに感染したら、お風呂はどうする?

ノロウイルスに感染して嘔吐や下痢などの症状があるときは、基本的には湯船には入らず、シャワーだけで済ませるようにしましょう。嘔吐や下痢、発熱などの症状がひどいときは体力の消耗が激しいため、シャワーも控えたほうがいいでしょう。体の汚れが気になるときは、蒸しタオルで体をさっと拭いたり、温かいシャワーでお尻の周りを洗ったりしてあげるのもおすすめです。

下痢や嘔吐の症状がおさまって元気になってきたら、湯船に入ってもかまいません。ただし、次にご紹介する注意点を守るようにしてくださいね。

ノロウイルスに感染した子どもをお風呂に入れるときの注意点

前述したように、ノロウイルスの症状が強くあらわれているときは、お風呂に入るのは控えたほうが安心です。症状が落ち着いてきたら湯船に入ることができますが、入浴の方法によっては家族に感染を広げてしまったり、症状が悪化したりするかもしれません。ここでは、ノロウイルスに感染した子どもが湯船に入るときの注意点をまとめました。

湯船に入る前にお尻をしっかり洗う

家族への二次感染を予防するために、湯船に入る前に石鹸をつけて、よくお尻を洗うようにしましょう

他の家族が入った後に入浴させる

ノロウイルスはお湯を介しても感染が広がるため、ノロウイルスに感染した子どもは、家族全員の入浴が終わってから最後に湯船に入るようにさせましょう。ママ・パパやきょうだいへの感染を防ぐために、一緒に湯船につかるのもやめましょう。ママ・パパはマスクをするなどの感染対策をして、湯船の外でサポートしてくださいね。

どうしても感染した子どもが先に湯船に入る場合は、一度お湯を抜いてしっかりと掃除・消毒をして再びお湯を溜めてから次の人が入るようにすると安心です。

タオルの共有はしない

ノロウイルスに感染した子どもが使ったタオルにはウイルスが付着しているので、同じタオルを使うと感染する可能性があります。他の家族にうつさないように、別々のタオルを使うようにしましょう。

ノロウイルスに感染した子どもがお風呂に入った後の掃除方法

ノロウイルスに感染した子どもの入浴後に浴室を掃除するときは、しっかりと消毒をすることが大切です。ノロウイルスにはアルコールが効かないため、次亜塩素酸ナトリウムが含まれた家庭用塩素系漂白剤を薄めたものを使います。

ここでは500mlのペットボトルを使った消毒液の作り方をご紹介します。取り扱うときはビニール手袋とマスクを着用しましょう。

消毒液の作り方

  1. 500mlのペットボトルに水を半分ほど入れ、ペットボトルキャップ1/2杯ほど(約2.5ml)の家庭用塩素系漂白剤を入れる
  2. そこへ水を加えて、全部で500mlになるようにする
  3. ふたをしっかり閉めて、よく振って混ぜ合わせる


消毒液を作ったら、以下の方法で浴室を消毒していきましょう。

浴室の消毒方法

  1. 浴室の窓を開け、換気扇を回す
  2. 消毒液を使い捨ての布にしみこませてドアノブ、スイッチなど手で触れるところを拭く
  3. 椅子、排水口、床、壁を消毒する
  4. 同じ手順で二度拭きし10分間おく
  5. 最後に水拭き、あるいは水で洗い流す
  6. 使った布をビニール袋に入れて、しばって捨てる


次亜塩素酸ナトリウムは金属を腐食させる性質があります。金属部分に使ったときは十分に水拭きしてください。

ノロウイルスの対処方法に迷ったら…

ノロウイルスは感染力が強く、正しく対処しないと感染を広げてしまいます。とはいえ、子どもがノロウイルスに感染すると、嘔吐物や排泄物の処理と看病を同時にすることになり、対処方法に迷うこともあるかと思います。そんな時は、子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。小児に詳しい看護師に、チャット形式で無料で相談できます。困ったときは検討してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 医師 三宅 優一郎
日本外科学会認定外科専門医、日本小児外科学会認定小児科専門医。初期研修終了後、順天堂大学小児外科・小児泌尿生殖器外科に入局。大学病院やこども病院で研修。カナダで横隔膜ヘルニアの胎児治療の研究にも従事。専門は小児外科疾患。2児の父。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

参考文献

ホームケア