おむつかぶれを予防しよう!対策6選

子どもの病気


おむつかぶれが起こって、なかなか治らなかったり痛みや痒みが生じたりして大変だったことはありませんか?普段のおむつ交換やケアの際に少し意識することで、おむつかぶれを予防することができます。こちらの記事では、おむつかぶれを予防するための対策をご紹介します。

おむつかぶれとは?症状は?

おむつかぶれとは、おむつを着用している部分の皮膚に起こる炎症です。おむつかぶれになると、お尻やおむつの縁があたる太ももの付け根あたりに

  • 炎症が起きて皮膚が赤くなる
  • ポツポツと発疹があらわれる
  • 皮膚がカサカサになる
  • 痛みや痒みが生じる

などの症状があらわれます。

おむつかぶれの原因は?予防するにはどうする?

同じおむつを長時間着用していると、おむつのなかが蒸れて肌がふやけ、刺激に敏感になります。その状態でおむつやお尻拭きで擦れたり、尿や便に含まれる成分と触れたりすると、弱っている肌への刺激となりおむつかぶれが起こります。
そのためおむつかぶれを予防するには、おむつのなかを蒸らさないこと、肌とおむつの摩擦や尿や便との接触を防ぐことが大切です。

おむつかぶれを予防しよう!対策6選

ここからはおむつかぶれを予防するための対策をご紹介します。

こまめなおむつ交換を意識する

おむつかぶれの始まりは、おむつを長時間つけておむつのなかが蒸れることです。おむつが濡れていたら、できるだけ早めに変えてあげましょう。特に汗をかいておむつのなかが蒸れやすい夏場や、肌への刺激となる下痢の症状があるときは、いつも以上におむつをこまめに交換することを意識しましょう。

サイズが合ったおむつを選ぶ

サイズの合っていないきついおむつを履いていると、おむつと肌が擦れておむつかぶれが起こりやすくなります。子どもの体重を見ながら定期的におむつのサイズを見直すと良いでしょう。

肌に合う素材のおむつを選ぶ

肌が柔らかくデリケートな赤ちゃんは、おむつの素材が合わずにおむつかぶれが起こることもあります。肌への優しさにこだわったおむつなどをいくつか試してみて、肌に合うおむつをみつけられると良いですね。

優しくおさえるようにお尻を拭く

おむつ交換のときにお尻拭きでゴシゴシ拭くと、肌への刺激となりおむつかぶれが起こることがあります。お尻は優しくおさえるように拭くのが良いでしょう。
お尻に赤みがあるなどおむつかぶれの初期症状がみられ、汚れをしっかり取りたいときは、お尻拭きで拭かずにシャワーや座浴で洗い流すのがおすすめです。

おむつを履かせる前にしっかりと乾かす

前述の通りおむつのなかの水分はおむつかぶれの元です。お風呂上がりなどは、しっかりとお尻をが乾かしてからおむつを履かせるようにしましょう。
タオルで拭いても乾き切らないときは、ハンディ扇風機やうちわなどで風を優しくあてて乾かすのも良いでしょう。

保湿剤で肌を保護する

新しいおむつを履く前には、ベビー用クリームやワセリン、ベビーオイルなどを塗って肌を保護しましょう。肌に何も塗らずにいると肌が乾燥し、バリア機能が低下してしまう可能性があります。赤ちゃん用の保湿剤で肌を保護しておくことが大切です。

おむつかぶれのホームケアで悩んだらチャットで相談

おむつかぶれには普段の家庭でのケアが大切になってくるものの、行っているケアが正しいのか、もっとできるケアはないのかなど、悩むこともあるかと思います。そんなときは子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。看護師にチャットで質問でき、気軽に子どもの症状やホームケアに対するアドバイスがもらえます。困ったときは利用を検討してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 医師 所 陽香
日本小児科学会認定小児科専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医。2011年卒業後、都内大学病院で初期研修。その後同大学病院小児科に入局し関連病院で勤務。入院患者から外来まで幅広く診療。現在二児の母。自身の子育ての経験も活かし、ご家族の不安に寄りそう医療の提供を心掛けています。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

ホームケア