インフルエンザ検査は何時間後がいい?受診にベストなタイミングは?
冬に子どもが急に高熱を出したら、インフルエンザを疑いますよね。早く病院に行って検査したいと焦るかもしれませんが、インフルエンザの検査は適切なタイミングで行わないと正しい結果が出ないことがあります。そこで今回は、子どものインフルエンザ検査を受けるタイミングをご紹介します。
子供のインフルエンザ検査の方法は?
インフルエンザの検査で一般的なのは「迅速抗原検査キット」を使う方法です。鼻や喉の粘膜を綿棒のようなもので拭い取って検査します。綿棒で鼻や喉をこするときに違和感や痛みを感じる場合もありますが、体への負担もかかりません。
陽性・陰性の判定、陽性の場合はA型・B型の判定が約15分でできます。
子どものインフルエンザ検査を受けるタイミングは?
インフルエンザ検査を受けるのに適したタイミングは、症状が出始めてから12時間後〜48時間以内です。
インフルエンザウイルスの排出量が検査に必要な量まで達するには12時間以上かかるため、症状が出始めてからすぐに検査しても陰性になってしまいます。またインフルエンザの治療は、48時間以内に行うことで効果を発揮します。
つまり検査の結果が正しく出るかつ治療を行うのに適しているタイミングが、症状が出始めてから12時間後〜48時間以内なのです。
子どものインフルエンザ検査に費用はかかる?
インフルエンザ検査には基本的に健康保険が適用されます。3割負担の場合、おおよそ2,000〜3,000円ほどの負担になるのが一般的です。ただ子どもの場合は医療費の助成が受けられるため、負担額は自治体によって異なります。お住まいの自治体に確認するようにしましょう。
またインフルエンザの症状がないのに「感染しているかどうか調べたい」という理由で検査する場合は、保険適用外になり自己負担になります。
子どものインフルエンザ検査の注意点
最後に、子どもがインフルエンザ検査を受けるときに知っておきたい注意点をご紹介します。
タイミングが早いと陰性がでる場合がある
症状が出始めてすぐ検査を受けた場合は、正しい結果が出ないことがあります。一度検査をして陰性だったとしても、高熱が下がらない場合などは再受診し、もう一度検査を行ってもいいかもしれません。医師に相談してみましょう。
検査中は顔を動かさないようにする
インフルエンザ検査は鼻の奥に綿棒をいれるため、嫌がる子どももたくさんいます。痛くて思わず動いてしまうこともあるかもしれませんが、危険なのでできるだけ顔が動かないように抑えてあげましょう。恐怖感を与えないように、優しく寄り添ってあげてくださいね。
インフルエンザで不安なときは…
インフルエンザは急に高熱が出るため、どのように対応したらよいのかと焦ってしまうこともあるかもしれません。体調の悪いわが子をまえに平常心でいるのは難しいですよね。ホームケアが不安なときは、子どものアプリ「キッズドクター」がおすすめです。チャット形式で看護師に相談でき、個別のアドバイスがもらえます。相談は無料なので、困ったときは検討してみてくださいね。