子どもが風邪で寝てばかりなのは大丈夫?治りかけはよく寝るの?
子どもは風邪をひくと寝てばかりいることがありますよね。「こんなに寝ていてへいきなの?」と心配になるかもしれません。そこでこの記事では、子どもが風邪で寝てばかりでも大丈夫なのかや、寝てばかりのときの食事や水分補給はどうしたらいいのかなどをご紹介します。
子どもの風邪の症状は?
子どもが風邪をひくと、主に次のような症状があらわれます。
- 発熱
- 咳
- 鼻水、鼻づまり
- 喉の痛み
- 頭痛 など
一般的に熱は3~4日ほど、鼻水や咳などの症状は1週間~10日ほど続きます。子どもは抵抗力が低く、風邪が流行る時期は感染を繰り返すこともあるため、症状が数週間続くケースも珍しくありません。
子どもが風邪をひいて寝てばかりなのは大丈夫?
子どもが風邪をひくと体力を消耗するので、体は自然と休息を求めます。大人と同じように強い眠気や怠さを感じることも多いです。そのため、風邪をひいて寝てばかりいても基本的に心配はいりません。
特に治りかけのときは、それまでウイルスと戦ってきた疲れが溜まっているため、長い時間ずっと寝ていることも珍しくありません。発熱や咳などの症状で夜中に目が覚めてしまい十分に睡眠がとれなかった場合も、治りかけに寝てばかりいることが多いです。
子どもが風邪で寝てばかりのとき、食事や水分補給はどうする?
子どもが風邪で寝てばかりいて食事の時間になっても起きないときは、無理に起こして食べさせる必要はありません。ただし脱水を防ぐために水分補給はしっかり行うようにしてください。起きたタイミングで必ず飲ませるようにして、長く寝続けているときは途中でそっと起こして水分補給をさせましょう。
子どもは風邪をひくと胃腸のはたらきが弱まるため食欲がなくなることも多いです。風邪の症状が落ち着けば食欲も戻る場合がほとんどなので、水分補給ができていれば無理に食べさせなくてもかまいません。起きたタイミングで食欲があれば、できるだけ消化がよくエネルギーになりやすいものを食べさせるといいでしょう。
子どもが風邪で寝てばかりのときの受診の目安は?
風邪で寝てばかりでも、起きているときに機嫌がよく水分がとれていれば、しばらく自宅で様子をみて問題ありません。
受診するタイミングは、以下のような症状がみられるときです。ただ緊急性は高くないので、基本的には診療時間内の受診でかまいません。
- いきなり高熱が出た
- 熱が3日以上続いている
- 咳が1週間以上続いている
- 黄色や緑色の鼻水が出る
- 発熱のほか咳や嘔吐などの症状がある
- 発疹がある
- 咳や鼻づまりがひどく眠れない
次のような症状がみられるときは重症化したり合併症を引き起こしていたりするおそれがあるため、すぐに受診してください。夜間や休日は救急外来を受診しましょう。
- ぐったりしている
- 呼びかけに反応しない
- 嘔吐を繰り返している
- 水分がとれず半日以上尿が出ていない
- 呼吸が浅く、小鼻がぴくぴくしている
- 顔や唇の色が悪い
- けいれんを起こした
- 呼吸が早く、息苦しそう
- 息を吸うときにゼーゼー、ヒューヒューと音がする
- 生後3ヶ月未満で発熱している
寝てばかりのときは、「ぐったりしている」「呼びかけに応じない」といった症状に気づきにくいこともあるため、子どもの様子をよく観察することが大切です。
子どもの風邪はオンライン診療で
子どもが風邪をひいて寝てばかりだと、病院へ連れて行くタイミングに困りますよね。そんなときは、子どもの医療アプリ「キッズドクター」のオンライン診療がおすすめです。自宅にいながらスマホのビデオ通話で医師の診察を受けることができ、寝てばかりいるときの看病のポイントなども教えてもらえますよ。困ったときはぜひ利用を検討してみてくださいね。