溶連菌は赤ちゃんにもうつる?症状やケア方法は?
保育園や幼稚園などで感染が広がりやすい溶連菌感染症。赤ちゃんがかかることもあるのでしょうか。そこでこの記事では、溶連菌は赤ちゃんにもうつるのか、赤ちゃんが感染したときの症状やケア方法などをご紹介します。
溶連菌感染症とは?
溶連菌感染症は溶血性レンサ球菌という細菌による感染症です。感染すると以下のような症状があらわれます。
- 38℃以上の発熱
- のどの強い痛み・腫れ
- 舌に赤いぶつぶつ(イチゴ舌)
- 全身の発疹
- 腹痛・嘔吐
抗菌薬の服用により1週間ほどで軽快しますが、再発を繰り返した場合はリウマチ熱や急性腎炎などの合併症を起こすことがあります。
溶連菌は赤ちゃんにもうつる?何歳から感染するの?
溶連菌感染症にかかりやすい年齢は4〜10歳頃で、2歳未満での感染は少ないとされています。しかし、ごくまれに0歳の赤ちゃんや1〜2歳の幼児にもうつることがあります。
赤ちゃんの溶連菌の症状は?
赤ちゃんの溶連菌では発熱や発疹はみられず、のどの症状のみであることが多いです。子どもと同じような症状が出たとしても、ほとんどの場合は軽症で済みます。また、リウマチ熱などの合併症を起こすリスクも低いです。
赤ちゃんに溶連菌がうつったときはどうする?
赤ちゃんに溶連菌が疑われる症状がみられたら、症状の緩和や感染拡大防止のために早めに受診しましょう。しかし、発熱や発疹などの症状がないと一般的な風邪と区別がつきにくく、そのまま見過ごしてしまうことも珍しくありません。通っている保育園で溶連菌が流行っている、きょうだいが溶連菌に感染しているといったときは、赤ちゃんの様子をこまめにチェックして症状があらわれたときにすぐ気づけるようにしてくださいね。
赤ちゃんの溶連菌のホームケア方法は?
赤ちゃんが溶連菌感染症と診断されたら、以下のような方法でホームケアを行いましょう。
安静に過ごす
赤ちゃんは溶連菌に感染しても症状が軽いケースが多いため、機嫌や食欲もいつもと変わらないかもしれませんが、できるだけ安静に過ごさせましょう。軽症であっても体力は消耗するので、昼寝の回数を増やす、お風呂は短時間で済ませるなどの工夫ができるといいですね。
こまめに水分補給をする
水分補給をこまめに行うようにしてください。脱水の予防になるだけでなく、喉がうるおうことで痛みや腫れも和らぎます。授乳中であれば母乳やミルクを飲ませましょう。白湯やお茶、赤ちゃん用のイオン飲料などを飲める場合は与えてもかまいません。
処方された薬を飲ませる
抗菌薬が処方されたら最後までしっかり飲ませましょう。症状が改善したからといって途中で服用をやめてしまうと再発することがあるため注意が必要です。
喉越しがよいものを食べさせる
離乳食をスタートしている場合、食欲があれば食べさせて問題ありません。喉に違和感を感じて飲み込むのを嫌がることもあるため、離乳食の進み具合に合わせて、おかゆ、うどん、ヨーグルト、りんごのすりおろしなど喉越しがよいものを与えるといいでしょう。
溶連菌のホームケアに悩んだら…
赤ちゃんは溶連菌に感染したとしても軽症で済むとはいえ、いざかかるとホームケア中に不安になることもあるかと思います。そんなときは子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。看護師に無料で相談でき、ホームケアのポイントや受診の目安などのアドバイスをもらえます。相談は個別チャットで手軽に行えるので、困ったときはぜひ検討してみてくださいね。