子どものインフルエンザの熱が下がったら、すぐに外出してもいい?いつからできる?
例年寒くなってくると流行がみられるインフルエンザ。子どもが感染しやすい病気のひとつですが、熱が下がったらすぐに外出してもいいのでしょうか?いつから外に出てもいいのでしょうか?今回はインフルエンザの症状がおさまったあとの外出についてまとめました。
インフルエンザの子どもの熱が下がったら、すぐに外出してもいい?
インフルエンザになると急な発熱や関節痛などがあらわれ、数日間はつらい症状が続きます。この熱などの症状が続く期間は、一般的に3日程度です。子どもの場合は特に熱が下がるとケロッと元気になることもあり、すぐに外出したくなるかもしれませんが、熱が下がったからと言ってすぐに外出していいわけではありません。
熱が下がってもインフルエンザのウイルスを排出し続けていたり、ぶり返すリスクがあったりします。ここから先の説明を参考に、外出できる日を確認してくださいね。
インフルエンザウイルスの排出期間は?
インフルエンザウイルスは、発症前日から発症後3~7日間は鼻水や唾液と一緒に排出され続け、周りに感染を広げるおそれがあります。そのため熱が下がったり元気になったりしたとしても、発症から7日程度は外出を控えるようにしてください。
子どもがインフルエンザになったら、外出はいつからできる?
ウイルスの排出期間には個人差があるため一概には言えませんが、できるだけ周りに感染を広げるリスクが下がってから外出を再開するようにしましょう。「学校保険安全法」という、学校の出席停止日数などを定める法律をひとつの目安にするといいですよ。
学校保健安全法では、「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまで」をインフルエンザの出席停止期間としています。このときの日数には、「発症した日」「解熱した日」は含まれません。その翌日を1日目と数えます。そのため基本的には、「インフルエンザを発症した日を含め、最低でも6日間は外出しない」と考えましょう。
インフルエンザ発症後5日を経過したとしても、解熱から2日(幼児は3日)が経っていない場合は外出できません。「発症して5日」と「解熱して2日(幼児は3日)」両方の条件を満たしてから外出を再開するようにしてください。
保育園登園の目安については、下記の記事にもまとめています。
子どものインフルエンザが治った後の外出で気をつけることは?
先にご紹介した条件を満たせば基本的には外出をしてかまいませんが、インフルエンザにかかった直後はいつもより体力がない状態なので、無理はしないようにしましょう。
またインフルエンザは、流行シーズン中に2回感染することもあります。手洗いや消毒、マスクの着用など、基本的な感染症対策は続けるようにしてくださいね。
インフルエンザについて分からないことがあるときは…
この記事でご紹介したとおり、インフルエンザにかかるとなかなか外出できず、ホームケアの期間が長くなります。子どものインフルエンザについてわからないことや不安なことがあるときは、子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。看護師に無料で相談できるので、困ったときはひとりで悩みすぎず、プロに頼ることも検討してみてくださいね。