赤ちゃん・子どもの予防接種後の過ごし方まとめ【お風呂、運動、副反応…】
生後2ヶ月からはじまる予防接種。子どもの間は頻繁にワクチンを接種する機会があります。予防接種後はいつも通りの生活をして問題ないのでしょうか?赤ちゃん・子どもの予防接種後の過ごし方についてまとめました。
赤ちゃん・子どもの予防接種後の過ごし方!当日の流れは?
病院で予防接種を受けたら、下記のような流れで過ごしましょう。
接種後30分は病院の近くに待機
予防接種を受け終わって30分ほどは、病院内または病院にすぐに迎える場所で待機しておきましょう。医師や看護師から指示があると思うので、その方法に従ってください。
ワクチン接種後30分ほどは、まれに「アナフィラキシー」が起こる可能性があります。アナフィラキシーは急速に起こるアレルギー反応のことで、症状がでたらすぐに対応をする必要があります。
アナフィラキシーの主な症状は下記の通りです。子どもに次のような症状がみられたら、すぐに看護師や医師に声をかけましょう。
アナフィラキシーの症状
- 蕁麻疹、皮膚の赤み、まぶたの腫れ
- 腹痛、嘔吐
- 息苦しさ、声の枯れ、咳込み
- 血圧や意識の低下
30分経ったらいつも通り過ごしてOK
接種後30分経ち、アナフィラキシーの症状が見られなければ、基本的に普段どおりの過ごし方をしてかまいません。
ただ予防接種を受けた後の子どもは疲れていますし、副反応があらわれることもあります。あまり無理をしないようにゆったり過ごすのがいいでしょう。特に注意したいポイントは次の章でご紹介します。
赤ちゃん・子どもの予防接種後の過ごし方で注意することは?
ここからは、特に気になる過ごし方のポイントについてご紹介します。
外出してもいい?
スーパーや薬局などちょっとした買い物ならかまいませんが、遠出や宿泊はやめておくのが無難です。いつも通りの様子に見えても実は体は疲れていますし、接種当日は副反応が出る可能性もあります。
買い物に行くときは子どもの様子をしっかり見てあげてください。熱などの副反応が出ている、元気がないなどの場合は、早めに切り上げて帰宅しましょう。
お風呂に入ってもいい?
子どもが元気な様子であれば、お風呂に入ってもかまいません。ただしお風呂は体力を使うので、ぬるめのお湯にさっとつかるくらいがいいでしょう。寒くないようであればシャワーだけでもかまいません。
発熱や患部の腫れなど副反応があったり、元気がなかったりする場合は、お風呂はやめておきましょう。
運動してもいい?
接種当日は、激しい運動はNGです。外遊びや運動系の習い事はやめておくのがいいでしょう。ママを追いかけてちょっと走ったり、テレビをみながらちょっと飛び跳ねたりという日常生活の範囲内の運動は特に問題ありません。
まとめ
赤ちゃん・子どもの予防接種後に副反応が出たときの過ごし方
予防接種後は、赤ちゃんや子どもにも副反応が出ることがあります。よくみられる副反応は下記のとおりです。
- 患部の腫れ、赤み、硬くなる
- 発熱
- 機嫌が悪い、よく泣く
副反応は珍しいことではないので、特別な対処は必要ありません。基本的に1〜2日で自然と軽快します。水分だけはしっかりとらせて、安静にさせましょう。
予防接種後の過ごし方に迷ったら…
予防接種後に赤ちゃんや子どもがいつもと違う様子だと、心配になりますよね。過ごし方や受診の目安に迷ったときは、子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。子どもの健康に詳しい看護師に無料で相談し、個別のアドバイスがもらえます。不安なときはひとりで悩みすぎず、プロに頼ることも検討してくださいね。