おむつかぶれがなかなか治らない…いつまで続く?

子どもの病気


子どものおむつかぶれがなかなか治らないと、いつ治るのか、効果的なケアはないのかなど悩むことがあるかと思います。こちらの記事では、子どものおむつかぶれが続くときにおすすめの対処法やどれくらい続くかの目安などをご紹介します。

おむつかぶれの症状や原因は?

おむつかぶれの原因

おむつかぶれはおむつを着用している皮膚に起こる炎症です。おむつを長時間着用していると、おむつのなかが蒸れて肌が刺激に弱くなります。その状態で肌がおむつにこすれたり、尿や便などに含まれる成分が触れたりすると、肌への刺激となりおむつかぶれが起こります。

おむつかぶれの症状

おむつかぶれになると、お尻やおむつの縁があたる太ももの付け根あたりに

  • 炎症が起きて皮膚が赤くなる
  • ポツポツと発疹があらわれる
  • カサカサになる

などの症状があらわれます。

おむつかぶれがなかなか治らない!いつまで続くの?

おむつかぶれは、お尻や足の付け根などおむつが触れる部分の周りを清潔にしていれば、数日〜1週間ほどで治ることがほとんどです。ケアをしているのに1週間以上症状が改善しない場合は、おむつかぶれ以外の原因でかぶれが起こっている可能性もあります。

おむつかぶれがなかなか治らないときの対処法は?

前述のとおり、おむつかぶれが起こっているときはお尻周りや太ももの付け根などおむつの着用部分とその周りを清潔に保つことが対処の基本です。特に次のようなことを意識して対処できると良いでしょう。

おむつ替えのポイント

おむつが濡れていないか普段以上にこまめに確認し、交換するようにしましょう。お尻拭きを使うときはゴシゴシ擦らないようにします。

お風呂に入るときのポイント

お風呂に入るときや入った後のケアも大切です。肌を刺激しないようぬるめのお湯で優しく洗うようにしてください。タオルで優しく水分を拭き取り、しっかりと乾燥したことを確認しましょう。おむつを履かせる前にベビーオイルなどの保湿剤を塗ることで肌を保護することができます。

このような基本的なケアを続けてもなかなか治らない場合は、小児科や皮膚科を受診しましょう。必要に応じて検査や薬の処方などが行われます。

おむつかぶれで受診する目安は?

おむつかぶれの症状がある場合は、基本的にいつでも受診してかまいません。痛みや痒みが強い、ひどくなる前に対処したいなど、気になることがある場合は早めに受診しましょう。ただれがひどい、血が滲んでいるなどの様子が見られるときも受診するのが良いでしょう。適切な検査や治療を受けるのが回復への近道です。

また先にご紹介した方法でケアをしても1週間以上改善されないときも、受診するようにしてください。症状が長引く場合は、おむつかぶれではなくカビが原因で皮膚に炎症が起こっている可能性もあります。

子どものおむつかぶれの悩みはオンライン診療でも

子どものおむつかぶれが続きつらそうにしていると、適切に対処して少しでも早く治してあげたいですよね。そんなときは子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。家にいながら医師に診てもらい、適切なケアについて相談することができます。医師が必要と判断した場合は薬を処方してもらうことも可能です。困ったときは利用を検討してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 医師 所 陽香
日本小児科学会認定小児科専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医。2011年卒業後、都内大学病院で初期研修。その後同大学病院小児科に入局し関連病院で勤務。入院患者から外来まで幅広く診療。現在二児の母。自身の子育ての経験も活かし、ご家族の不安に寄りそう医療の提供を心掛けています。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

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