赤ちゃんでも花粉症になる?対策は必要?
花粉症は大人が発症するイメージがあるかもしれませんが、実は小さな赤ちゃんでも症状が出ることがあります。こちらの記事では、赤ちゃんが花粉症を発症する時期や症状、予防方法などをご紹介します。
赤ちゃんでも花粉症になる?いつから発症する?
花粉症は体内の花粉への抗体の量が一定以上になることで発症します。抗体が一定量作られるまでの期間には個人差があり、同じ量の花粉を体内に取り入れても発症する人としない人がいますが、0歳の赤ちゃんでも花粉が体内に入ると発症する可能性はあります。
アレルギー性鼻炎ガイド(2021年版)によると、スギ花粉症をもっている子どもは0〜4歳でも全体の3.8%(2019年)いると言われています。
赤ちゃんの花粉症の症状は?
赤ちゃんが花粉症を発症したときの主な症状には下記のようなものがあります。
- 鼻水
- 鼻づまり
- 目や皮膚のかゆみ
- 目の充血
鼻づまりや鼻水をそのままにしておくと、中耳炎を起こしたり喘息が悪化したりすることもあるため注意が必要です。
赤ちゃんに花粉症のような症状が出たらどうする?
花粉症の症状が出たら、まずはかかりつけの小児科を受診しましょう。体質や既往歴を把握している医師に風邪などの可能性も考慮して診てもらえるので安心です。
その後症状に応じて眼科や耳鼻科での受診を勧められることもあります。
赤ちゃんの花粉症を予防しよう!対策8選
ここからは花粉症の予防方法をご紹介します。
外出に関する対策
花粉の飛散量が多い日は外出を控える
花粉症のシーズンは花粉の飛散量をチェックし、飛散量の多い日はできる限り外出を控えるか短めに済ませるようにできると良いですね。風の強い日や雨が降った翌日は特に花粉が飛びやすいので要注意です。
外出時はツバのひろい帽子を着用させる
小さな赤ちゃんはマスクができないため、外出時はツバの広い帽子を着用して顔に降ってくる花粉を少しでもガードするのがおすすめです。
外出時についた花粉を室内に持ち込まない
外出した際に髪や服についた花粉をなるべく室内に持ち込まないようにします。帰宅したときは家に入る前に花粉をはらい、外に着て行った服はすぐに着替えて洗いましょう。
家の環境を整える対策
洗濯物は外に干さない
洗濯物を外に干すと花粉が洗濯物に付着して家の中に入ってしまうため、部屋干しや乾燥機を使うなどして外に干すのを避けましょう。
空気清浄機を使う
室内に入ってきた花粉を除去するために空気清浄機を使うのもおすすめです。花粉のシーズンは窓を長時間開けて換気をすると花粉が室内に溜まってしまうため、最低限の換気をして空気清浄機を併用するのが良いでしょう。
部屋を加湿する
空気が乾燥して鼻の粘膜が乾くと、花粉を排除する機能が上手く働かなくなることがあります。加湿器や濡れたタオルを干すなどして部屋の湿度を40〜60%ほどに保ちましょう。
普段の生活での対策
水分補給を行う
喉が乾燥していると花粉が喉に滞り、咳などの原因となります。小さな赤ちゃんはまだうがいができないため、喉を潤すためにこまめな水分補給を行うのが良いでしょう。
規則正しい生活・食生活をする
免疫力を高めるために、規則正しい生活とバランスの良い食事を心がけましょう。
赤ちゃんの不調はオンラインで相談も
赤ちゃんが体調不良のとき、風邪なのか花粉症なのかそれとも違う病気なのか判断がつかないと心配になりますよね。オンライン診療が受けられるアプリ「キッズドクター」ではオンラインで診察が受けられるため、体調が優れない小さな赤ちゃんを外に連れ出すことなく症状を診てもらい、適切なケア方法なども教えてもらうこともできます。困ったときは利用を検討してみてくださいね。