子どもの口内炎で病院は受診する?受診の目安は?

子どもの病気


子どもが口内炎でつらそうにしていると、病院で診てもらった方が良いのか悩むこともあるかと思います。こちらの記事では、子どもの口内炎で受診する目安や受診する科などをご紹介します。

子どもの口内炎の原因と特徴は?

口内炎とは、口の中の粘膜に起こる炎症のことです。口内炎にはいくつかの種類があり、それぞれ原因が異なります。ここからは口内炎の種類別に原因や特徴を説明します。

ウイルス性口内炎

ウイルスが原因でできる口内炎です。ヘルパンギーナや手足口病、単純ヘルペスウイルスが原因でできるヘルペス性口内炎(口唇ヘルペス)などが挙げられます。
口内の粘膜に小さな水ぶくれがたくさんでき、破れてただれてしまうことがあります。発熱や痛みを伴うことが多いのも特徴です。

アフタ性口内炎

ストレスや疲労による免疫力の低下、ビタミンB2などの栄養不足、睡眠不足などが原因とされている口内炎です。
赤くふちどられた白いただれが、頬や唇の内側、舌、歯茎などにできるのが特徴です。

カタル性口内炎

口の中を噛んだときや熱いものを食べて火傷したときなどにできる口内炎です。
口の中の粘膜がめくれ、周囲が赤く腫れるのが特徴です。

カンジダ性口内炎

カンジダという口の中に存在しているカビの一種が原因で起こる口内炎です。口内が不潔になったり、体調を崩したり、抗生物質やステロイドの治療を受けたりするとカンジダが増えやすく、口内炎ができることがあります。
白くて小さな斑点ができ、沁みるような痛みを感じるのが特徴です。口内だけでなく喉の奥や食道にできることもあります。

アレルギー性口内炎

特定の食べ物や薬、金属によるアレルギー反応で炎症が起こってできる口内炎です。アレルギーの原因になるものが触れたところに炎症が起こってただれます。

子どもの口内炎で病院は受診する?受診の目安は?

口内炎は日が経てば自然と治ることも多いですが、口内を痛がって食べたり飲んだりしづらそう、症状が長引いてつらそうなど、口内炎によって日常生活に支障があるときは一度受診しておくと安心です。
また口内炎以外に、高熱や口内以外の場所の発疹などの症状がある場合は、感染症の疑いがあるためできるだけ早めに受診することをおすすめします。

上記のような症状がなくても、心配なときは基本的にいつ受診してもかまいません。

子どもの口内炎は何科を受診すればいいの?

口内炎は、小児科や歯科、耳鼻科で診てもらうことができます。基本的に、まずは子どもが普段から慣れていて、既往歴などもわかる小児科を受診するのが良いでしょう
ウイルスの感染が原因で口内炎ができている場合も、小児科なら全身状態を診てもらえて安心です。

子どもの口内炎で困ったらオンライン診療でも

子どもに口内炎ができたときは、熱くなく刺激の少ないものをこまめに摂取して、脱水にならないように注意しながらホームケアを行いましょう。それでもつらそうにしていると、病院に連れて行ったほうがいいのか、ホームケアは正しいのかなど迷うこともあるかと思います。そんなときはオンライン診療アプリ「キッズドクター」が便利です。家にいながら診察を受け、症状やホームケアについて相談することができます。医師が必要と判断した際には薬の処方をしてもらうこともできますよ。困ったときは利用を検討してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 医師 黒川 剛史
日本外科学会認定外科専門医、日本救急医学会認定救急科専門医。2001年神戸大学医学部卒業。西神戸医療センターにて初期研修を修了。兵庫県災害医療センターにて3次救急に従事後2018年よりシンガポールでの日系クリニック勤務。シンガポール国立大学総合診療卒後教育コースにて総合診療研修を行い、現在子供から大人まで初期診療に従事中。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

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