子どものたんこぶで病院は受診する?受診の目安は?
子どもが頭を打ってたんこぶができたとき、医療機関で受診した方が良いのか、ホームケアで様子を見ても良いのか迷うことがあるかと思います。こちらの記事では、子どものたんこぶで受診する目安や急いで受診した方が良いときなどをご紹介します。
たんこぶの原因は?どんなときにできる?
たんこぶとは正式名称を「皮下血腫」といい、皮膚の下で出血して血が固まっている状態のことを指します。転んだり階段や椅子から落ちたりして、頭を強く打つことが原因でできます。
軽症の場合はたんこぶ部分を冷やして安静にしていれば自然と治りますが、症状によっては頭蓋骨が骨折していたり頭蓋骨の内側で出血していたりする可能性もあるため注意が必要です。
子どものたんこぶで病院は受診する?受診の目安は?
子どもが頭を打ってたんこぶができたら、基本的にいつ受診してもかまいません。「元気にしているけどなんとなく心配…」というときは一度診てもらうと安心です。
たんこぶ以外に症状がなく元気であればしばらく自宅で様子を見てもかまいませんが、時間が経ってから症状があらわれることもあるため、安静にして体調に変化がないか観察するようにしてください。
顔色が悪い、吐き気がある、食欲がない、頭痛が強くなってきたなどの症状があらわれた場合は、速やかに受診するようにしましょう。
また2週間以上治らない場合やどんどん大きくなってきている場合、柔らかいたんこぶができている場合も受診するようにしてください。
また症状によっては、救急車を呼んだり診療時間外でも急いで受診したりした方が良い場合があります。次の章で詳しく見ていきましょう。
急いで受診したほうが良いのはこんなとき!
頭を打ってたんこぶができたとき、一緒にあらわれる症状によっては急いで受診する必要があります。救急車を呼ぶ場合と診療時間外でも救急病院を受診する場合に分けてご説明します。
救急車を呼ぶ場合
下記のような症状がみられるときは救急車を呼ぶようにしてください。
- 意識がない
- ぐったりしている
- けいれんしている
- 激しい頭痛がある
- 手足の動きがおかしい
- 大泉門(赤ちゃんの頭の頭頂部にあるへこんでいる部分)が膨らんでいる
- 出血が止まらない
夜間や休日でも救急病院に行く場合
下記のような症状がみられるときは、夜間や休日でも救急病院などを受診するようにしてください。
- 大人の親指以上の大きさのたんこぶができている
- 複数回、嘔吐している
- たんこぶから出血している
- 頭を打ってから泣くまでに数十秒かかった
家で様子を見るときに気をつけることは?
前章でご説明した急いで受診する症状がなく元気そうにしている場合は家で様子を見てもかまいませんが、頭を打つと時間が経ってから体調が変化する可能性がもあります。頭を打ってから24時間は安静にして、顔色が悪くないか、手足の動きがおかしくないかなど、体調に変化がないか観察するようにしましょう。また頭を打って2〜3日は、変化がないか注意して見るようにしてください。
なかには1ヶ月以上経過してから前述のような症状が出てくるケースもあります。何かおかしいと思ったときはすぐに病院を受診しましょう。
子どものたんこぶで悩んだらオンライン診療でも
たんこぶで受診した方が良いか迷ったりホームケアに悩んだりするときは、オンライン診療アプリ「キッズドクター」が便利です。家にいながらオンラインで診察を受けることができるので、病院に連れて行かずに症状やホームケアについて悩んでいることを相談できます。困ったときは利用を検討してみてくださいね。