子どもの花粉症で熱が出ることもある?何度まで上がる?対処法は?
近年花粉症を発症する子どもが増えています。花粉症の症状といえば鼻水や目の痒みのイメージが強いですが、実は熱が出ることも。こちらの記事では、花粉症で出る熱の原因や対処法についてご紹介します。
子どもの花粉症で熱が出ることはある?
鼻水やくしゃみ、目の痒みなどよく見られる症状に加えて、花粉症で発熱することは子どもも大人もあります。熱自体は微熱程度で高くなることはほとんどありませんが、一般的な花粉症の症状と発熱が同時にあるとつらいですよね。症状を悪化させないためにも、花粉症の季節は毎日の生活の中での対策をしておくと良いでしょう。
子どもの花粉症で熱が出る原因は?
花粉症の人の体に花粉が入ると異物とみなされ、排出しようとアレルギー反応が起こります。この反応はくしゃみや鼻水などの症状としてあらわれることが多いですが、体内で炎症を起こす化学物質が放出されることで、人によっては微熱が出ることがあります。
子どもの花粉症の熱は何度まで上がる?
花粉症が原因で発熱する場合は、37℃台の微熱程度のことがほとんどです。
38℃以上の熱が出た場合は、花粉症以外の病気の可能性もあります。花粉症と合併して特に起こりやすいのが、副鼻腔炎です。副鼻腔炎を発症している場合、発熱の他に鼻づまりやどろっとした鼻水、鼻周りや額のあたりの痛みなどの症状があらわれるのが特徴です。
花粉症で熱があるときの対処法は?
花粉症で発熱したときには下記のような対処法があります。
病院の受診
花粉症で発熱したときは病院を受診しましょう。アレルギー反応を抑える薬や、症状に応じて目薬、点鼻薬などが処方されます。花粉症自体の症状を和らげることで、熱が下がることも期待できます。
できるだけ花粉に触れない
熱が出てしまったときは、症状を悪化させないためにもできる限り花粉に触れさせないことが大切です。家庭では下記のような点に気をつけてください。
家の中でできること
- 花粉が多い日には窓やドアを開けない
- 花粉が多い日には外に洗濯物を干さない
- 掃除をこまめにする
- 空気清浄機を使用する
- 規則正しい生活をする
外出時にできること
- 花粉が付きやすいウールなど毛羽だった服は避ける
- マスクやゴーグル、メガネを着用させる
- 家に入る前には服や髪をよくはらう
- 家に帰ったら手洗い、うがい、洗顔をする
花粉症で発熱したとき市販の解熱剤を飲んでも良い?
解熱剤を服用することで一時的に症状が和らぐこともありますが、解熱剤には花粉症の症状そのものをおさえる効果があるわけではありません。そのため解熱剤よりもアレルギー反応を抑える薬を服用することで、花粉症の症状をおさえる方を優先したほうが良いでしょう。
高熱でつらそうにしていて解熱剤を飲ませたいときは、用法用量を守りましょう。解熱剤が必要なほどの高熱が出ているときは花粉症ではなく他の病気の可能性もあります。早めに受診すると安心です。
花粉症のホームケアに悩んだら…
できるだけ花粉に触れさせなければ症状が落ち着きやすいとはいっても、花粉のシーズンに家庭内に持ち込まないようにするのはなかなか難しいですよね。家庭での対応方法に困ったときは、オンライン診療が受けられるアプリ「キッズドクター」のチャット健康診相談がおすすめです。看護師にチャットでホームケアの方法を気軽に相談できますよ。困ったときは利用を検討してみてくださいね。