子どもの手足口病に注意!感染を予防する対策4選
手足口病は5歳以下の子どもが感染しやすく、保育園などで感染が広がりやすい病気のひとつです。そこでこの記事では、手足口病の感染を予防するための対策をご紹介します。
手足口病とは?
手足口病はエンテロウイルスなどによって引き起こされる夏風邪の一種です。感染すると、手のひら、足の裏や甲、口の中などに2~3mmほどの小さな発疹があらわれます。
口の中が強く痛んで食事が摂れなくなることもありますが、水分補給をしながら安静にして過ごすことで、3~7日ほどで症状が治まる場合がほとんどです。
子どもの手足口病を予防しよう!感染対策4選
手足口病は、飛沫感染や接触感染で感染します。予防に有効なワクチンはないため、感染を防ぐためには基本的な感染症対策を行うことが大切です。以下では、手足口病を予防する感染対策を4つ紹介します。
1.石鹸で手を洗う
手足口病の原因ウイルスにはアルコールの消毒が効きづらいとされているため、アルコールでの手指消毒だけでは不十分です。帰宅後や食事前、トイレの後などは、石鹸で手を洗うようにしましょう。
手洗いをするときは、洗い残しが多い指先や指の間なども丁寧に洗い、しっかり洗い流すことが大切です。また便からもウイルスが排出されるため、おむつ交換後も忘れずに手を洗うようにしてください。
2.よく触るものをこまめに消毒する
よく手で触れるドアノブや電気のスイッチ、リモコン、おもちゃなどをこまめに消毒しましょう。前述の通り手足口病の原因ウイルスにはアルコールの消毒剤が効きづらく、次亜塩素酸ナトリウムでの消毒が有効です。次亜塩素酸ナトリウムの消毒液は、ハイターなど市販の塩素系漂白剤を水で薄めて作成できます。
3.タオルや食器の共有を避ける
タオルや食器にはウイルスが付着しやすく、共有することで感染が広がるおそれがあります。できれば普段から一人ひとり別のものを用意し、共有しないようにしておくのが安心です。
4.規則正しい生活を送る
バランスのとれた食事や適度な運動、十分な睡眠など、規則正しい生活を送ると免疫力が高まり、感染予防につながります。周囲で手足口病が流行しているときは特に、規則正しい生活を送れるように心がけましょう。
手足口病のホームケアに悩んだら…
どれだけ気をつけて感染対策をしていても、集団生活を送っていたり兄弟がいたりすると手足口病にかかってしまうこともあるかと思います。手足口病にかかりホームケア方法などに悩むときには、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」のチャット相談が便利です。看護師が個別に対応するため、知りたいことをピンポイントで教えてもらえます。相談は無料で利用できるので、困ったときは検討してみてくださいね。